カテゴリ:南アメリカ産
今年、すなわち2006年のツーソンショーで出回ったらしいコロンビア産の水晶です。 その名も「ドリーム・クォーツ」と言うそうです。 エピドート入りと言われるペール・グリーン。 透けているようでいて透けていないような微妙な半透明具合は いわゆる「寒天カラー」。 以前にもひとつご紹介しましたが、 最初に紹介した石は、どうもエピドート入りと思えませんでした。 対してこちらは、ころりんとしたDT(両錐)の結晶の一部にエピドートが食い込んでいるので、 エピドート由来の色である可能性がかなり高いです。 よく見ると繊維状の内包物は直線的。 一つ目のドリーム・クォーツが、煙が揺らめくような内包物であるのとは対象的です。 微妙な透明感のためか、ちょっと下から見上げ気味に光に透かすと、 直接光に当たらない結晶の下部が輝いて、まるで月光を集めたかのようにみえます。 ちょっぴり内包されたエピドートの結晶も 緑に透けて、心憎いアクセントになっています。 ドリーム・クォーツ(クリスタル)といえば、以前はハーキマー・ダイヤモンドのことでした。 ハーキマー・ダイヤモンドは、そのシャープでクリアな輝きから、 「将来の夢」とも言うべき「ドリーム」を連想します。 一方コロンビアの水晶は、ゆったりまどろむ癒しの夢でしょうか。 ……考えてみたら、私が持っているコロンビアの水晶は、ほんのり緑のものばかり。 あらら……。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/06/15 09:58:58 PM
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