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2006/12/08
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カテゴリ:ブラジル産


実は、別館サイトにアクセス解析付けてます。
付けては見たものの、あんまり使い方がわかっていないので、
おー、今日は台湾からのアクセスがあったみたいだぞ、とか、
そういうことでちょこっとだけ楽しんでいます。

このアクセス解析では、別館サイトのどのページにアクセスがあったか
(もしかしたら、リンクが張られたところからのアクセスがあったか)が
表示されている(らしい)のですが、
石の紹介ページの中で、他の石ページに比べて若干アクセスが多い(らしい)
ページがあります。

メタモルフォーゼス・クォーツのページです。

見た目は、普通のミルキークォーツ。
結晶の形をしていなくて、ローズクォーツと同じように塊状で産出します。
ならば、ローズクォーツと同じようにたくさん出回っても良さそうなのに、意外に見かけません。
ローズクォーツと違って、見た目が半透明白で地味だからでしょうか。
それともやはり、別用途での利用が盛んなのでしょうか。

別用途というのは宝飾品です。
ご存じのようにこのメタモルフォーゼス・クォーツ(以下、メタモ)、
ガンマ線を当て、さらに加熱するとちょっと緑かがった黄色、
グリーン・ゴールドとも言われる色に変色するのです。

宝飾品で使われる石で、美しい黄色をしたものは意外に少なく、
水晶という産出量に恵まれた(安い)石で、
アメシスト加熱の焼きシトリンと違ってさわやかで美しい色になるため、
ドイツなどで研磨されて、デザイン的なジュエリーに加工されるのだと言うのです。
(実物を見たことはありませんが)
そのために、加熱前のメタモはあまり出回っていないのだというのですが……。

一時期は、「変革・変容の石」としか紹介されていなかったメタモも、
このごろではアルミナ(酸化アルミニウム)がコロイド状に含まれているとか、
ちょっとはくわしい情報も紹介されるようになってきました。
(それ以上の情報は、ちっとも入ってきませんが)

写真の石は、ピンク・メタモ。
最初に出回った石は、半透明白のメタモでしたが、
それから一歩遅れてピンク色も見られるようになりました。
ローズクォーツと違って、色のバリエーションはさほどなく、
ごく淡いピンク色のものがほとんどのようです。

淡い淡い色合いなので、すぐに太陽光の影響を受けて、きちんとした色が写せません。
仕方なく角度を変え、時間を変え、何度かトライして写してみました。
塊状の産出なので「ぶっかき氷」状の破片ですが、その面の感じを写してみると、意外にきれいです。

パワーに鈍い私にとっては、変革・変容だとか、オーラの石だとかいう説明よりも
ガンマ線+加熱という手間をかけて変色するというメカニズムに興味がわきます。
何より不思議だったのは、
掘りだしたときは、ただの塊状半透明水晶でしかないものに、
よくぞガンマ線だの加熱だのという加工を施そうという気になったものだということ。
「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」式で、片っ端から実験でもしたのでしょうか。
そんな手間をかけていられないと思うんだけどなあ……。

その疑問を、メタモを扱っていた石屋さんにぶつけてみたところ、面白い話を聞きました。

ブラジルではあちこちからたくさんの水晶が出ます。
キラキラ美しい水晶も、掘ったばかりの時は土にまみれていたりすることも多く、
たいてい水洗いされます。(酸で処理されることもあります)

きれいにされた水晶は、南米の強烈な太陽光の元で天日干しされ乾かされます。
もしかしたら、掘ったそのままで野ざらしされていたりもするかもしれません。
(アメシストも、同じようにされているかどうかはわかりませんが)

そんな中、日光にさらされて、ちょっとでも色に変化が出たものは、
もしかしたら、ということでいろいろ試されるのだそうです。
そのままでは透明だったり半透明だったり、要はただの石英で終わってしまいますが、
放射線だの加熱だので、色が変わるとか何か変化が出ればラッキー!!と言うわけです。

高名なヒーラーが麗々しいチャネリングを付ける石も、元は鉱山の人たちが掘りだしたもの。
メタモもその「変革・変容」というパワーによって発見されたのではなく、
鉱山の人々の鋭い目と、飽くなき探求によって見いだされたというわけです。

しかし……ガンマ線や加熱で色が変わると言っても、
太陽光にさらされて起こる変化など、微々たるものでしょう。
それをよくぞ見逃さずに目を留め、試してみる気になったものです。
やっぱり、ちょっとでも新しい石英が出たら、しらみつぶしに試験してるのかしらん?





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Last updated  2008/09/23 10:10:35 PM
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