ゆで麺、乾麺
うどんやそばを作る時、ゆでうどん、ゆでそばを袋から出してそのままだし汁の中に入れるようなことをしてはいけません。ゆでうどんやゆでそばは、使う前に一度ゆでるか、せめて湯どおししてからつかいましょう。そば粉や小麦粉は輸入ものがほとんどです。そば粉などは、「更科」信州」と国内産の表示になっていても、実は輸入ものだったりします。「原産国とは、実質的な変更を加えた国」という規定があり、外国産でも、粉をこねてそばにした場所が信州なら、国内産のそばと表示していいのです。輸入物の小麦粉やそば粉は国内産のものに比べて弾力や伸びが無いため、「メタリン酸Na」や「リン酸塩」を使って、シコシコした歯ざわりをつけることが多いのです。つまり、ゆでうどんもゆでそばも、国内産100%の表示のものを選べば安心といえるのです。また、ゆで麺に「リン酸」などの添加物が入っている場合には、具にワカメを入れると良いでしょう。ワカメの食物繊維には、添加物を体の外に出す働きがあるといわれています。そのうえカルシウムを多く含んでいるので、リン酸によって奪われたカルシウムのバランスを取り戻す効果があります。さて、何かと添加物の不安の多い今日ですが、これは安心というのが、昔ながらの乾麺です。棒状乾燥したうどんやそばは、食品添加物はまず使われず、それに加えて、調理する時のゆで時間が長いので、余計なものが入っていてもお湯に溶け出してしまいます。