我海

ライブロックの扱い

ライブロック。
それは海の天然の岩のことで表面には石灰藻という赤色の苔や微生物などがおおく付着している。これらの生物は水を浄化する作用を持つため人気がある。　しかし近頃は良い状態のライブロックが入荷しなかったりしていてなかなか手に入れにくい。　
ライブロックは生き物と同じです。慎重に扱わなければ一気に悪質な物になってしまいます。　
キュアリングということをご存じでしょうか。キュアリングとはライブロックを輸送しているときに付着していた生物が死んでしまって腐っている可能性があるためそれらを除去する作業をいいます。　基本的にやった方が失敗が少なくなります。　ライブロックは水質を浄化しますがそのかわりに失敗すると水槽崩壊へと繋がるかもしれないのです。　　
ライブロックに付着した石灰藻はカルシウム等の微量元素を吸収しているためにそれらが不足すると石灰藻は死滅する。綺麗なライブロック＝石灰藻が多く付着している物　　です。　この綺麗な状態をキープするのは意外と難しです。　まず，カルシウムやストロンチウム　ヨウ素などの微量元素を追加することが必要です。もちろん水質を綺麗な状態にすることも必要です。
微量元素は人工海水にも多く含まれているので換え水をすれば補充されます。　　　ライブロックは自然なレイアウトを再現してくれます。近頃は密漁などもあり値段が高くなりつつあります。　養殖物のライブロックも出てき出しました。これからは養殖物が主流になるでしょう。