『週刊香港』にの投稿『週刊香港』にの投稿以下の文章は、2001年に書いた、『週刊香港』の「週刊香港クラブ」に投稿した物だ。インターネットに日記を書きはじめてから、しばらく投稿はしていない。片手の指で数えられる数(比喩ではなく、本当だ)だが、記念のため、ここに掲載することにした。 中学振り分け問題で考えた、「男女平等」? (2001年8月16日・第143号) 先日、法廷が中学に進学するときの男子と女子との振り分け方が不平等という判決を下した。 今までは男子と女子が2つの行列で中学に振り分けることになっていた。それに対して、平等機会委員会が不平等として教育署を訴えた。 この「男女平等」という問題で、私はちょっと思いついたことがある。それはトイレの並び方だ。 女性トイレの前にはいつも長い行列が見える。それにひきかえ、男性トイレの前に行列は必ずないとも言える。女性はいつも待たされる。それも不平等と言えるかな。その不平等を直すために、トイレでも男性と女性が一緒に並んだらどう?それとも、男性トイレと女性トイレを取り消して、1つの共同トイレにしちゃったら? 観光振興の180億ドルで人材の育成もすべき (2001年9月6日・第145号) 香港の観光事業を振興するため、香港政府は180億ドルを使うつもりです。そんな大金を使って、役に立ちますか?観光事業はハードウェアだけでは足りません。どんな施設があっても、一番大事なのはソフトウェア、つまり人のことです。 外国人が香港に来て道を聞くとき、香港人は英語で答えられますか?「母語教育」のおかげで、香港人の英語力はだんだんダメになってしまいました。アルファベットさえできない中学生もいます。北京語の方も下手です。広東語をしゃべっているようで、誰も分かりません。日本語は言うまでもないですね。 ですから、その180億ドルは施設に使うだけではなく、人材を培うことも必要です。香港政府のお金はすべて納税者のお金なので、無駄にしてはいけません。もっと慎重にするべきです。 意外と簡単!「ドレミ」で広東語を覚えよう (2001年10月25日・第152号) 日本人の友達が私に聞きました。「広東語って、本当に難しい!何かコツでもありますか?」 広東語には「陰陽、平上去入」というアクセントが9つあります。外国人にとっては確かに覚えにくいです。でも私はある特別な方法を考案しました。それは「ドレミファソ」と使って広東語を習うことです。 皆さんは「ドレミファソ」ってご存知ですか?音楽の音階です。数字で表すと「12345」になります。例えば日本語の「おはよう」、アクセントは「355」です。「嘘」のアクセントは「51」です。ピアノでも弾けばもっと分かりやすいと思います。 基本的なルールが分かると、広東語にそんなに難しくなくなります。例えば「多謝」(ありがとう)。発音は「ドジェ」で、アクセントは「53」、といった風にです。 音階を通じて、アクセントを克服すれば、皆さんも広東語が上手になると思います。この方法が役に立てればいいです。 |