028795 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

盛岡サルサ日記

盛岡サルサ日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

wakadori2007

wakadori2007

カレンダー

コメント新着

aira@ Re[1]:続きは・・・(06/07) おかげさまで、自覚する変化はありません…
Aira様@ Re:続きは・・・(06/07) airaさん > 異文化ってやっぱり楽しい…
aira@ 続きは・・・  異文化ってやっぱり楽しいです。 こう…
あゆ@ わすれもの。。。。 あゆだんなのとなりは、きらくかな?わか…
あゆ@ ・・・・ いつものあゆだんなみたい。

お気に入りブログ

20240505 New! ☆らぴゅた☆さん

2010.05.01
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
エジプトにやってきた。
エミレーツ航空ドバイ経由で20時間あまり。
長い旅だった。

空港からの迎えのリムジンを日本で申し込んでいたので、
カイロ空港では到着ロビーから出るときに自分の名前を紙に書いて、
迎えに来ている人達に見せながら歩いていると、
話しかけてくる人がいるので、
「Are you from ISTH meeting office?」と尋ねると、
「Yes, sir」というので、リムジンに案内してもらうと、
なぜか、個人タクシーであったので、
リムジンはどうしたのか尋ねると、
予定が変わったとかなんとか言っている。
とにかく、学会会場に到着すればいいかと思い、
タクシーに乗り込むと、タクシーはおもむろに走りだした。

空港の駐車場を出て、しばらく走ると、
運転手が、「Which hotel are you going?」と言うので、
ISTHミーティングの会場のホテルだと答えたのだが、
なんと、運転手が「ISTHとは何だ?」と聞いてきた。
明らかにおかしいので、自分がISTHミーティングという学会に参加するので、
日本でリムジンを手配して、会場のハイアットホテルまで送ってもらうことになっていたと
改めて説明すると、
「俺はその学会とは関係ない。でも、ハイアットまでなら100ポンドで送ってやる。」
ということを運転手が言い出した。

「じゃあ、なんでISTHミーティングの迎えか聞いた時にYESと行ったのだ!?」
と尋ねたら、運転手は急に英語がよくわからないというようなことを言っている。
「リムジンは日本で手配して、代金はカードで支払い済みだから空港まで返してくれ。」
と言うと、運転手は、
「戻ってもいいけど、チップをよこせ。」と言っている。

まったくもって、そんな馬鹿な!である。
「金なんか払えるか、早く戻れ。」と言うと、
「ここからは戻れないから、降りてバスで行け。」
と言って、なんとどこともわからない道路脇に降ろされてしまった。
しかも、荷物を入れたトランクを開けてくれないので、
トランクを開けてくれと窓をたたくと、
なにか叫びながら手のひらを出すので、
空港で両替した時にもらった小銭を運転手に渡すと、
ようやくトランクを開けてくれた。

困ったことに、カイロについて空港を出てから30秒たらずで、
明らかにトラブルに巻き込まれてしまった。
とにかく、空港近くのバス停なのだから、
空港に戻るバスくらいあるだろうと、バス停の時刻表を見てみたが、、、、
数字すら、、、、よ、読めない。

しかたがないので、旅行ガイドブックを見ると、
カイロ空港から市街へ行くバスは357番バスであることがわかり、
アラビア数字だけはなんとか判別できそうなので、
アラビア数字の3、5、7を探すと、確かにそれらしき文字が時刻表に載っていた。
次は時間、出発時間、と見てみるとなんと10分後にカイロ行きのバスがあった。
どうやって空港に戻ればいいかわからないし、
戻ったところで、もう本当の迎えのリムジンは行ってしまっているだろう。
とにかくあと10分で市街に行くバスはあるのだから、
バスで会場まで行くことにしようと考えてバスを待つことにした。

しかし、、、、、10分後に来るはずのバスは待てど暮らせどやってこない。
結局、炎天下に40分待ってようやくバスがやってきた。
バスの運転手にカイロ市街に行くか尋ねると、
確かに行くというのでバスに乗り込んだ。
とにかく、なんとか会場には着けそうだと一息ついていたが、
待てど暮らせど、バスが出発しない。
もちろんクーラーなどはなく、滝のように汗をかいている。
20分ほど待った後、運転手にいつ出発するのか尋ねると、
「バスに人がいっぱいになったら出発する。」と言っている。
日本のバスの時刻表の概念を根底から覆す運転手の発言に言葉を失ったが、
もう、「待つ」以外に選択肢はあまり思い浮かばず、ただひたすら待った。
そして、さらに30分経つと、人がバスに乗り込み始め半分くらい席がうまったところで、
ようやく運転手はバスのエンジンをかけて運転を始めた。

今度こそ、市街に行ける。
と思ったのもつかの間、バスは10分ほど走ったら、
大渋滞に巻き込まれてしまった。
走ったり止まったりを繰り返しなかなか進まない。
バスに乗っているのはほとんど地元の人で、
旅行者的な人など一人もおらず、
本当にカイロ市街に向かっているのか非常に不安だった。
そもそも、どこで降りたらいいかわからないので、
周りの人に、ハイアットホテルの名前を連呼すると、
英語は通じなかったが、周りの人たちが相談を始めて、
「タフリール、タフリール」と言い出した。
日本から持ってきたガイドブックの地図を見ると、
ホテルからかなり離れているが確かに「タフリール広場」というところがあった。
見ていると、バスの運転手次に止まる場所を何度も連呼していることがわかったので、
運転手が「タフリール」と叫ぶのを待った。
土地勘が全くないので、自分がどこにいるのかもわからないままだったが、
1時間ちょっとでようやくタフリール広場に着いた。

空港に到着したのが11時半くらい。
その時の時間が3時過ぎ。
まさかこんなことになるとは思わず、
しかも、飛行機では液体は全部没収されてしまっていたので、
滝のように汗を流し続けた3時間半の間、
水分を補給していなかったことになる。
のどはカラカラでとにかく水を飲みたかった。
ケンタッキーフライドチキンを見つけたので、
中に入ってさっそく注文したのだが、
100ポンド紙幣を渡したところ、
なんと、「Too big」とかいってチキンもコーラも売ってくれない。
ようするに高額紙幣お断り・・・だった。
小銭はないかと探したが、空港で半拉致されたタクシーの運転手に
銭は渡してしまっていた。
残りは100ポンド紙幣しか持ち合わせておらず、
財布に1200ポンドを所持する炎天下にネクタイを締めた日本人は、
4ポンドのミネラルウォーターを手に入れることができなかった。

この際、仕方がないのでのどカラカラのまま、
ホテルに向かって歩き始めた。
地図で見たらまあ歩けそうな距離ではあったのだ。
しかし、難題が生じた。
道路が横断できないのだ。
歩行者信号は青なのに、車がひっきりなしに走ってくる。
日本的感覚では絶対に渡れる状態ではない。
しかし、道路を渡らねばホテルにはたどり着けない。
どうしたものか悩んでいると、
地元の人は、なんだか構わずにどんどん道路を渡っている。
4車線の車道を1車線ずつ走ってくる車を制止しながら縫うように渡ってくる。

クレイジーとしか言いようがないのだが、
「アレ」をやらなければホテルには到着できない。
しかし、歩行者を見ても突っ込んでくる車にしり込みし、やはり道路を渡れない。
ますます困って悩んでいると、
若者3人組が同じ方向に渡ろうとしているのを見つけたので、
彼らを盾にして、彼らと一緒に一車線ずつ道路を渡った。
道路を渡るのに要した時間は15分以上だった。

タフリール広場から、ホテルまでは2kmくらいあった。
その都度、道路を渡るのに苦労しながら、
炎天下に舗装が行き届いていない歩道を荷物をゴロゴロと引っ張ること
約1時間、、、ようやくホテルに到着した。

ホテルにチェックインして、まず水がとにかく飲みたかった。
しかし、ガイドブックによると
「水道の水は、飲むな!」と書いてある。
ならば、ミネラルウォーターを手に入れるしかない。
ホテルのフロントに行って、100ポンド紙幣を両替もらおうとすると、
銀行で両替してこいという。

そこで、100ポンド紙幣を持って、案内された銀行に行くと、
ようやく小額紙幣に崩してもらえた。
さっそく、最寄りのお店で水を買いに行くと、
店員に、ミネラルウォーター1本10ポンドと言われた。
よくわからないが、とにかく水を手に入れた。

エジプトの太陽にさらされること4時間半、
ようやく、水を飲むことができた。

部屋に戻り、見慣れないエジプトの紙幣を並べて見ていて気がついた。
「足りない・・・・。」
100ポンドを銀行でくずしてもらって、
10ポンドの水を買ったので、90ポンドのお釣りがあるはずなのだが、
何度数えても80ポンドしかない。
考えられることはただ一つ。
銀行の両替で10ポンドごまかされた。


Egypt money.jpg
エジプトの通貨

そして、これは翌日気がつくことになるのだが、
ミネラルウォーター1本の値段は2.5ポンド。
ありがたく購入させていただいたミネラルウォーターは、
4倍の値段をふっかけられていて、それに気づかなかった。

初日から、手厚い洗礼を受けてエジプト1週間の滞在は始まった。

Sunsed in Nile river.jpg
ナイル川に沈む夕日



















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010.06.06 03:08:44
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.