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カテゴリ:歳時記
おはようございます 新年度がスタートしました。 真新しい制服やスーツを着た学生や社会人を見ると思わず応援したくなります。 先週、桜が開花しましたが満開になりましたか? 夜はまだ寒いですので暖かい格好で夜桜を楽しんで下さい。 ◆もくじ ◇今月の一口法話 ◇四月 <卯月(うづき)> ◇歳時記 <お釈迦様の誕生日はすべての始まり> ◇仏事の豆知識 <甘茶> ◇四月の節季と満月 ◇春の名句 <飯田蛇笏・松本たかし・日野草城> ◇今月の一口法話================================================== 人生に正解なし 人生すべて無駄なし ◇四月========================================================= <卯月(うづき)> 「うづき」の由来は、旧暦四月頃に卯の花が盛りになることから 名づけられました。 また、稲や種を植える月から「植月(うづき)」、あるいは、 十二支の四番目の「卯(うさぎ)月」の説もあります。 歳時記========================================================= <お釈迦様の三大行事> 4月8日はお釈迦様が生まれた日。2500年も前のことです。 この日には全国の多くの寺院で「花まつり」が行われます。 「花まつり」とは、降誕会(ごうたんえ)の別名であり、 ほかにも潅仏会(かんぶつえ)や仏生会(ぶっしょうえ)などと呼ばれます。 悟りを開いた日である「成道会(じょうどうえ)12月8日」と、 一生を終えた日である「涅槃会(ねはんえ)2月15日」とともに、 降誕会はお釈迦様に関する三大行事のひとつです。 <誕生の情景を復元する花まつり> お釈迦様はルンビニの花園で摩耶夫人の右脇から誕生しました。 その喜びに天から龍が降りてきて香湯を灌ぎ、産湯をつかわせたと伝えられています。 生まれるとすぐに7歩進んで、右手を天を指し、左手で地を指して 「天上天下唯我独尊」と唱えたとは有名な話。 そのときの姿が花まつりでお参りする誕生仏となりました。 花で飾った花御堂の中に誕生仏を安置して、香湯のかわりに甘茶を灌ぐのが、 花まつりのしきたりです。 無病息災を願い、甘茶がアジサイ科のヤマアジサイの変種「小甘茶」を 乾燥させて作ります。 緑茶にお砂糖を入れるわけではないのです。 <長い歴史を持つ花まつり> 花まつりはインドから伝わった行事です。 日本では推古天皇の時代(606)に元興寺で初めて行われたという記録があります。 平安中期の仏教説和集「三宝絵詞(さんぽうえことば)」には、 「4月8日はすべての物が生まれる季節」と説かれています。 当時の4月8日は今の5月ごろに当たります。 もともと日本には、この季節に山に登って花を摘んで神にまつる風習や、 農耕開始に当たって山の神様や田の神様に豊作を祈願する行事がありましたから、 お釈迦様の誕生日も合わさって4月8日は特別な日となったわけです。 また、「三宝絵詞」には 「4月8日に母親への感謝を今日しなくていつするのだ」 というように書かれています。 4月8日はお釈迦様の誕生を祝うとともに、この世に生んでくれた両親や ご先祖様に感謝する日だったのです。 ◇仏事の豆知識==================================================== <甘茶> お花祭りの時、お釈迦様の誕生仏に灌ぐのが「甘茶」です。 これはお釈迦様が誕生した時に降り注いだ甘露の法雨(かんろのほうう)に ならったものです。 この法雨は、お釈迦様の誕生を喜んだ龍王が降らしたもので、 お釈迦様はこの雨を産湯としました。 現在では紫陽花(あじさい)に似た食物の枝を切り取り加工したものを 煮出して使いますが、その甘さを蔗糖の四百倍の甘さがあります。 甘茶にはサポニンが多く含まれ、コレステロールを減少させ、 脂質の代謝を促すとされています。 また、二日酔い防止にも効果があるとされています。 ◇四月の節季と満月================================================= <平成二十六年四月の節季> 「晴明(せいめい)」 4月5日(土) 清らかに明るい季節が訪れるという意味。 草木が芽吹き生き物ははつらつとし、清浄で美しい気持ちの良い季節。 「穀雨(こくう)」 4月20日(日) すべての穀物の芽を出させる雨が降るという意味。 日差しが強くなる季節。 <平成二十六年四月の満月> 今月は4月15日(火)が満月です。 ◇春の名句====================================================== 「 わらべらに 天かがやきて 花祭 」 ~ 飯田 蛇笏 ~ 「 竹山に 春の虹立つ 間近さよ 」 ~ 松本 たかし ~ 「 春の夜や 都踊は よういやさ 」 ~ 日野 草城 ~ ============================================================= お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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