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地震や津波ではなく、近所の工場地帯の爆発で避難するように言われて、体育館で一泊し、さっき帰ってきました。
千葉県は震度6だったそうで、阪神大震災並みに揺れたのですが(当時は京都に住んでいた)、地震よりも爆発のほうが怖かった。 音より光が先に到達するんですね。窓の外がオレンジ色に染まったと思うと、ドンと鼓膜が破れそうな音が来て、熱風が通り過ぎます。どっかでパリーンって、窓ガラスが割れる音がする。 それがドンドンッ! って4度ぐらい来て、空がみるみるうちに真っ黒に染まっていく。 雷ならこんなにドンドン来ないはずだし、爆弾が落ちたのか、戦争がはじまったのかと思った。 なにが起こったのかぜんぜん把握できず、電話も通じないし、テレビ見てもでてない。ネット見てもわからない。 余震は続くし、家を出たり入ったりしておろおろしていたら、「工場で爆発です」「避難です」「車はダメ」と言われて、バッグひとつ持っただけで、体育館に走りました。 ガスの元栓を締めて戸締まりしただけ。 パソコンもハムスターのジジもおいてきぼりです。 離れたところに住んでいる両親は、さいわい無事を確認しました。 避難する道すがら工場が炎を吹き上げている様子が見えました。 あの工場、私、去年だったかに工場見学に行ったばかりだったんです。 奇怪なオブジェのような溶け崩れた工場は、独特の美しさがあり、なんてステキなのだろうと 思っていました。その工場の火事は、とてもショックでした。 工場のおじさんたち、ご無事でいらっしゃるのでしょうか。 避難所で食べたカンパンが意外とおいしかったとか、ハムスターのジジちゃんには野生のカンはなさそうだとか、(私がやっと帰ってジジちゃんが無事でほっとしてるのにジジちゃんってば「何かちょうだい」するんだもん)いろいろ発見がありました。 空襲って、きっとこんな感じだったのだろうな。 怖い体験をしましたが、これもまたいつか、小説の栄養にしたいです。 最後になりましたが、地震に遭われた方に、お見舞いを申し上げます。 大変な思いをされている方も、お力落としの方もいらっしゃると思います。 一日も早い復興を願ってやみません。 編集さんたち、無事ですか? ちゃんと家に帰れましたか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年03月12日 12時51分10秒
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