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私が取り締まられた警察は、有名作家の創作(嘘)と違うから、華道歴40年、華道にかけた額500万の私の書いた小説が間違いという華道考証警察と、四十年前に書かれた小説「和宮様御留」と違うから言語学者の最近の研究に基づいて書いた私が間違いという時代考証警察ですが……。
ファンタジーの読者には、じゃがいも警察がいるそうです。 リンクはこちら。 中世ヨーロッパにじゃがいもはなかった、よってあんたの中世ヨーロッパ風ファンタジー小説は間違い、というじゃがいも警察。私は幸い、じゃがいも警察のお世話になってないので知りませんでした。 (引用はじめ) 「ジャガイモ警察」が欲しがっているのは「ファンタジーなのになぜかジャガイモの時代考証が精密な作品」ではなく「自分の知識をドヤ顔で自慢できる機会」なので「ツッコミどころがない作品」なんて出して「知識自慢する機会」を奪ってしまうと逆に不機嫌になるか興味を失うだけなので気をつけよう。 (引用おわり) なるほどね。「知識自慢」か。 アマゾンレビューの時代小説の、「知識自慢」は、呼んでいて不愉快になるものがあります。 リンクは貼りませんが、アマゾン、レビュー、時代小説のあら探し、で検索すると出てくるので、興味のある人は読んでください。考証警察のドヤ顔に、気分が悪くなりますよ。 考証警察だけなら我慢できる。でも、私の場合、ライトノベル作家だから考証してない、ポルノ作家だから間違えていると属性で批判されてしまうから、よけいに苦しいんですよね。考証警察に高尚警察の合わせ技なので、破壊力がすごいんです。 ライトノベルに進出したときも、三社連続で営業を断られました。「フランス書院で書いているわかつきひかると申しますが」と言っただけで、「ポルノ作家は新人賞に出してください」と電話を切られたんですよ。あの偏見まみれの高尚警察女編集者の声、今でもしっかり覚えています。 私は、投稿するときもペンネームを変えていません。違うジャンルを書くときも、なるべく同じペンネームを使うようにしています。 ですが、読者の側にポルノ作家の書くものは間違い、ライトノベル作家だから考証していないという思い込みがあるのなら、時代小説を書くときはペンネームを変えるべきなんだろうな。考証警察をいたずらに刺激しないために。 営業するより乱歩賞など大きな賞に違うペンネームで投稿しなさい、と先輩作家からアドバイスを頂いています。職業も、イトヨーカドのパートのおばちゃんにしておこう(イトヨーカドの小説教室で講師をしているので嘘ではない)。名前替えたくないんだけど、高尚警察に取り締まられると面倒だもの。 高尚警察も考証警察もじゃがいも警察も怖いなぁ。おもしろいかおもしろくないか、売れるか売れないかだけで判断してほしいです。 ですが、他人を変えようとするな、自分が変わればいい、というのがコーチングの考え方です。状況に合わせて、転がる石のように生きて行こう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年12月27日 10時25分16秒
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