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カテゴリ:プロ野球(メジャー)
やっぱり古田余波…。ヤクルトからFA宣言した石井一が西武入団に傾いているようだ。 12日に駆け込みでFA権行使をブチあげた石井一。「残留も含め、全般的に考えたい。環境が変わるのも怖くない」とキッパリいい切ったが、この左腕の呼びかけに応えたのが西武。14日に都内で行われた12球団オーナー会議に出席した西武・後藤高志オーナーは「あれだけ実績、人気のある投手。ぜひ来てほしい」とラブコールを送った。 西武といえば“緊縮財政”がささやかれているが「来てもらうのが最優先。しっかりした条件を提示したい。彼が西武に来てくれるということなら、ボクはいつでも行く」(後藤オーナー)と獲得資金の用意はもちろん、オーナー自ら出馬する姿勢まで見せるほどの入れ込みようだ。 注目の交渉は16日にも行われる方向。当の石井一も気持ちは西武移籍に大きく傾いているようだ。西武の渡辺新監督がヤクルト在籍時に石井一とチームメートだったこともある。そのころから交流が続いており、今回の熱烈ラブコールに至ったようだが、それ以上に理由がある。シーズン中の8月からドタバタを繰り広げた『古田騒動』だ。 石井一にとって、古田ヤクルト前監督は莫逆(ばくげき)の友。守護神・高津とともに“古田派”。ポスティングでメジャーに移籍こそしたが、2年前に指揮官に就任した古田前監督の呼びかけで古巣に復帰したほど。が、その指揮官は今季限りで球団を追われるように退団し、先輩の高津も戦力外を通告され“古田派”は事実上の壊滅状態だ。 「佐藤守備走塁コーチが2軍に配置転換されるなど、古田政権のコーチ陣もクビを切られているからね。石井一への球団からの条件も上積みはないみたいだし、古田派を一掃したいんじゃない? 本人もヤクルトから出ていく雰囲気だよ」(球団関係者) 要は古田余波というワケ。現在、ヤクルトは高田新政権の下でチーム再建を目指しているが、その端緒で貴重な先発左腕が流出してしまう危機を迎えてしまった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.16 04:41:36
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