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2014.07.17
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 阪神・藤浪晋太郎は7月15日現在、15試合で先発登板して7勝4敗、防御率3.40という成績を残している。奪った三振はリーグ2位の98個(昨年は24試合に登板して10勝6敗、防御率2.75、奪三振126)。同級生のライバル・大谷翔平(日本ハム)がものすごいスピードで成長する姿を見せられると、今シーズンの藤浪の活躍は平凡に映ってしまうかもしれない。それでも開幕からローテーションを守り、7イニング以上投げた試合は9試合。7月15日の試合で今季初完投するなど、先発としての役割は十分果たしていると言える。では、セ・リーグの打者たちは”2年目の藤浪”をどう見ているのだろうか?
前半戦で7勝をマークした藤浪晋太郎。

 現在、リーグトップのチーム打率を誇るヤクルトは、7月1日に藤浪と今季初対戦。試合には敗れたが、6回までに10安打を放ち6点を奪った。ヤクルトの杉村繁バッティングコーチは言う。
「6点しか取れなかったからね(笑)。まあ、それは冗談として、藤浪には3つの大きな武器があります。ひとつはインステップ。そして長身であること。最後にボールの角度です。それに加え、真っすぐは動くし、カットボールも140キロを超す。普通では考えられませんよ。何と言えばいいのかな……外国人の投手と対戦している感じですね」
 そして「あえてあらを探せば……」と前置きした上で、こんな話をしてくれた。
「敵として、つけ込む余地はあります。まず、コントロールが甘い。そして球種が少ない。印象として、真っすぐとカットボールとフォークしか使っていない感じがします。カーブもあるようだけど、この前の試合ではほとんど投げなかった。真っすぐとカットボールでは緩急がつきません。打者が嫌がるのは緩急ですから。とはいえ、順調に成長すれば何十年にひとりのピッチャーだよね。タフで物怖じせず、精神的に強い。それにマウンドさばきも素晴らしいですよ。偉ぶらず、ひたむきだし、敵だけど、彼のようなピッチャーは大成してほしいと思います。成長が止まっているとか言われているみたいだけど、ここまで6勝しているんでしょ。10勝はするだろうし、間違いなくこれからの球界を背負って立つ投手ですよ」

強力ヤクルト打線の中で、目覚しい活躍を見せているのが山田哲人だ。昨年、藤浪との対戦は9打数無安打に終わっている。山田は「右打者にとってインステップは脅威」と言った。
「インステップはこっちに向かって投げてくる感じがするんです。正直、打席に立っていて怖いですよ。しかも彼の場合、抜けた球も結構あるので、それを意識しすぎるあまり、昨年は腰が引けてしまって打てませんでした」
 今年はまだ1試合しか対戦していないが、1打数1安打、2四球、1犠飛。
「昨年秋にインステップを矯正するとの情報があったので、ラッキーと思ったんですけどね。でも実際に対戦すると、相変わらずこっちに向かってくる感じがありました(笑)。ボール自体は昨年とそれほど変わってないと思います。真っすぐは速いし、変化球もキレがありました。それがいいコースに決まると手も足も出ませんが、今年はしっかり踏み込んで、甘いボールが来るまで待つという意識で打席に入っています」
 現在、セ・リーグ首位打者の大島洋平(中日)は、2年目の藤浪をこう見ている。ちなみに、昨年は3打数無安打だったが、今季はここまで10打数4安打。
「ボールは昨年とそれほど変わっていないですね。ただ、真っすぐのコントロールにバラつきがあるので、ボール球が多くなればこっちは楽に打席に立てます。ストライクをどんどん投げてくる投手の方が嫌です。今なら、ジャイアンツの菅野(智之)投手がそうですね。藤浪投手もストライクが簡単に取れるようになってくると、相当厄介な投手になってくると思います。ボールが動くことについてですか? (左打者の僕から見て)インコースに来るのはカット気味で、アウトコースはシュート気味に変化する。でも、それが”彼のピッチングの色”という感じはないですね。印象としては、背が高くて腕が長いので、他のピッチャーと比べると球離れが遅い感じがします」
 藤浪は昨年、高卒ルーキーとしてドラフト制度導入以降7人目となる10勝をマークした。これまでその記録を達成したのは、堀内恒夫(元巨人)、鈴木啓示(元近鉄)、江夏豊(元阪神など)、森安敏明(元東映)、松坂大輔(現メッツ)、田中将大(現ヤンキース)というすごい顔ぶれで、いやが上にも期待値は高くなる。そして今年も、決して期待を裏切るような成績ではない。しかし、どこか物足らない気がするのはなぜか? 中日のベテラン・和田一浩がこんな話をしてくれた。
「藤浪投手のピッチングに、昨年と大きな違いはありません。インステップを修正したとか、投手の技術的なことはわかりませんが、新しいことにチャレンジするというのは素晴らしいことですよ。個人的には、インステップがどうこうじゃないと思います。彼はまだ完成されたピッチャーじゃありません。これから完成していくピッチャーなんです。今は基本的にどこにボールを投げるのかわからないピッチャーです。アウトコースを狙って、そこに投げられるピッチャーではありません。ただ、それが彼の持ち味でもあるので、それはそれでいいと思います。結果的にボールを絞りづらくしているので……」

―― 和田選手とかつてチームメイトだった松坂大輔投手は、高卒1年目から完成された投手と言われていました。松坂投手と比べると、藤浪投手の1年目、2年目はどのように映りますか?
「それは比べるものじゃありません。彼には彼の投球スタイルがあるので。よく比較したがりますけど、それぞれ長所がありますから。藤浪投手はあくまで藤浪投手ですよ」
―― 和田選手が考える「完成されたピッチャー」とは?
「自分の投球術を持っているピッチャーです。相手を打ち取るイメージができているピッチャー。コントロールがよく、崩れることも少ない。先程も言いましたけど、現段階での藤浪投手は、いつストライクが入るかわからなくて、フォアボールだったりデッドボールだったり、まだ自滅するところがある。明らかにストライクが欲しい時に取れない苦しさがあります。そういう部分で、まだこれからの投手かなと思いますが、はまった時のボールは一級品。これから体も強くなるだろうし、コントロールも良くなるでしょう。今は成長する中でのステップの時期だと思うんですよ。何度も言いますが、持っている素材は間違いなく一級品です。それがどう育っていくのか。いろんな球種を覚えたり、力でなく技で抑えたり……。間違いなく成長していくだろうという目で藤浪投手を見ています」
 また、ヤクルトの岩村明憲は「誰もが通る道」と言って、今年の藤浪を次のように評した。
「僕らの中で評価が落ちていることはないです。彼の真っすぐや、ボールの質が昨年よりも劣っているという感じはありませんから。全体的に見れば成長していると思うし、球界全体のことを考えても、彼には頑張ってほしいですよね。確かに、春先はいろいろと言われていましたが、あれは疲れがあったのだと思います。同じ高卒2年目の大谷投手や、中日の濱田(達郎)投手に比べて、ひとつ上の悩みというか、ひとつ上の壁にぶつかっているのかもしれないですね。昨年、藤浪投手がプロ初先発を果たしたのが、開幕3戦目でしたっけ? そこから先発ローテーションとしてずっと回っている。当然、彼へのマークは厳しくなり、丸裸にされます。そんな中、これだけの数字を上げているのだから、すごいことだと思いますよ」
―― 杉村コーチは、藤浪投手のことを「外国人タイプ」とおっしゃっていました。メジャー経験がある岩村選手はそれについてどう思いますか?
「外国人というより、僕からしてみれば、今どきのピッチャーですかね。今のプロ野球の投手を大別すると、フォーシーム世代とツーシーム世代に分かれると思うんです。フォーシームを代表する投手は(藤川)球児。ボールのキレというか、初速と終速の差がほとんどない。真っすぐとわかっていても空振りしてしまう。それに対して、ツーシーム世代の投手というのは、ボールを動かして、芯を少しはずして打ち取るイメージです。軟投派ではないですが、それに近いですね。それが僕の思う“今どきのピッチャー”です。藤浪投手も150キロを超す真っすぐを投げますが、その中で微妙に動く球がほとんどです。意識的に動かしているボールもあると思いますが、おそらく自然に変化していると思います。そういう意味では、藤浪選手の真っすぐはコントロールも含めて、まだ100%じゃない。言い換えれば、まだ伸びしろがあるということです」

―― 現時点での藤浪投手の評価は、グッド、ベスト、スペシャルのどれですか?
「まだまだスペシャルじゃない(笑)。グッドからベストに近づいている段階ではないでしょうか。もちろん、彼自身も今のピッチングには納得していないと思いますよ。僕が思うスペシャルな投手は、ダルビッシュ有(レンジャーズ)や田中将大(ヤンキース)。日本では、金子千尋(オリックス)、前田健太(広島)、菅野智之(巨人)がその域に達しているんじゃないですかね。今年はあまり調子がよくないですが、攝津正(ソフトバンク)もスペシャルな投手です。とはいっても、藤浪投手はまだ20歳ですよ。これから藤浪投手がどういうピッチングを目指していくのか、楽しみにいていますよ。球児みたいにフォーシームでいくのか、それとも動くボールをあえて使って、今どきのピッチャーの形をグレードアップさせていくのか」
 横浜DeNAの先発・久保康友は、昨年まで在籍していた阪神で藤浪と1年を過ごした。
「今の(藤浪)晋太郎の印象ですか? 今年対戦(4月8日)した時も、ボールの速さしか見ていなかったので、インステップまでは見ていなかったですね。練習を見ていれば気づいていたかもしれないですが……。アイツは目の前の結果をつかみにいくタイプではなく、先を見据えながら考えて練習に取り組む選手ですから。現時点での成績でいろいろと言われているようですけど、それはアイツもわかっていると思います。でも、芯がしっかりしているから、いま自分のやっていることがこの先、必ず生きてくると理解してやっているはずですよ」
―― 昨年、ルーキーながら10勝を挙げて、「今年はもっと勝つのでは」と期待してしまいます。
「基本的に、先発投手の10勝は自分の数字ではなく、人がつけてくれる数字ですからね。僕の中では、先発投手の勝利数は何の指標にもなりません。たとえば、奪三振率が上がったりとか、真っすぐを投げた時に前に飛ぶ打球が減ったりとか、それが僕の考える先発投手の数字です。アイツも勝ち星ではなく、ピッチャーとして大事なものは何か、わかっていると思います」
―― ピッチャーとして大事なものとは何ですか?
「これは立場によって違ってきます。たとえば、30歳の投手が一軍で何の数字もないとします。この場合は、自分の伸びしろよりも能力を出し切って首脳陣にアピールしなければなりません。先程の話と矛盾するかもしれませんが、この場合は目先の数字に飛びつくことが大事。でもアイツは違う。今の器の中だけでやれば、昨年と同じ成績は残せると思います。ただ、それだと経験値が増えません。今のアイツに求められているのは、自分の成長プラスチームへの貢献です。そのためには、目先の数字よりもチームの3年先、5年先を考えなければならない。苦しい時期は必ずあると思うけど、引き出しを増やしていく必要があります。実際、それを見越してやっているはずですよ」
 藤浪のことについて語る選手たちの口から「球界のためにも」という言葉が何度も聞かれた。それだけ藤浪のポテンシャルの高さを認めている証でもある。たとえば3年後、藤浪がどんな投手に成長しているのだろうか。はたして5年後には? そんな期待に思いを馳せながら、これからの藤浪のピッチングに注目していきたい。





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最終更新日  2014.07.17 15:38:33
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