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カテゴリ:高校野球
◆第96回全国高校野球選手権神奈川大会 ▽準決勝 東海大相模5─3横浜(29日・横浜) 神奈川準決勝では、3季連続出場を狙った横浜が東海大相模に逆転負け。今夏限りで勇退する小倉清一郎コーチ(70)の花道を飾れなかった。 名タッグの夏が終わった。3点を追う9回2死。1点を返し、2死満塁まで追いつめたが反撃はここまで。渡辺元智監督(69)と小倉コーチの約23年の2人の歩みにピリオド。指揮官は「必死にやったけど(小倉を)甲子園につれていけなくて申し訳ない」と3季連続の甲子園出場を逃し、うつむいた。 互いに「人間野球の渡辺」「職人野球の小倉」と称し、スタイルは別々だった。卓越した野球理論を持っていた小倉コーチと何度も衝突した。戦術面で1年に1度は大げんか。本気でぶつかってきたから春夏5度の甲子園優勝の強豪校を作り上げることができた。 今夏、渡辺監督は「小倉に最後は監督をさせてあげたい」と自身は部長としてベンチ入りし、2人で勝ち抜くプランを内緒で立てていた。しかし高野連の規定で部長(責任教師)は学校の教諭でなければならず、断念。それだけこの夏にかけていた。小倉コーチは横浜を去ることに「短かったですが、幸せな時間でした。選手たちにはよくやったと伝えたい」と話した。 昔は2人でよくゴルフに出かけた。渡辺監督は「最近はだいぶ減ったな。共通の趣味は旅行。落ち着いたら互いの嫁さんと4人で行きたいね」とひそかな夢がある。先発の伊藤将司投手(3年)や浅間、高浜らが本来の力を発揮できず、昨夏県2回戦からの県内連勝記録は23でストップ。指揮官は相棒のいなくなった横浜で、新たな船出をする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.07.30 13:02:26
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