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カテゴリ:スウェーデン
何だかすごく面白かったので紹介。日本のオリンピック初参加となる1912年のストックホルムオリンピックに参加した「マラソンの父」金栗四三さんの話。
五輪マラソンの世界最低記録は54年8ヶ月 その年は、スウェーデンであるにも関わらず異常気象で気温が40℃にも達した。出場者68人のうち34人が棄権する中、彼も意識を失って倒れ農家に介抱されるも目覚めたのは次の日だったとか。そのせいか、棄権したにも関わらず連絡ミスで「競技中に失踪して行方不明」ということに。 その後、彼は日本のマラソン界で活躍を続ける。次のオリンピックは第一次世界大戦で行われず、その後、2回で合計3回オリンピックに出場するも、16位と途中棄権という結果であった。トレーニング方法の改良や箱根駅伝の設立にも尽力したようだ。 それが1967年になって、彼が75歳。ストックホルムオリンピック開催55周年を記念する式典を開くときに、当時の記録を調べていた委員が気づいて、彼に55年ぶりのゴールをさせることを思いついた。その結果、式典で無事にゴールテープを切り、記録が54年と8ヶ月になった。 それにしても、選手が失踪中に行方不明・・今の時代ならあり得ないほど大らか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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