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2005年12月27日
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カテゴリ:持ち物
高い授業料だったなと思います。
日本和装での数回のセミナーで、呉服屋の商売方法が分かってきてあしらえると思っていました。

7月に絽の安~い着物をデパート、モール施設を主に入店している、とある呉服チェーン店で仕立てる。
でき上がり連絡のため個人情報を記す。
秋に展示会のお知らせハガキが届く。
お土産のバッグもよさそうだし、丁度用事もない。
その頃着物生地について勉強する気が満々だったので、触れてみたいなとも思っていた。

そして電話が。
私は「もう一通り季節の着物も買ったし、買う物はないですよ。」と念押しして時間の約束をし、行くことに。

今思うと一人で・・・って無謀でした。
あちらの目的は販売なんですものね。

あまり混んでいない時間帯
入場すると、着物を着たマネキンが三体。
オーソドックスな訪問着、現代的な模様の小紋、大島紬。
「この中でいいなと思うものは?」と聞かれ、大島紬と応えた。
大島紬の職人の前でお話を聞く。

飾ってある反物から、
「もし、もらえるとしたらどちらがいいですか?」

そう、今思うとこの質問で安易に回答して絞り込まれてしまったのでした。
着物を選ぶと鏡の前に連れていかれ、反物をまわしてまるで着た風にされる。
値段を聞いても、「着るのはタダだからと。」

いつの間にか帯を選ばれ、帯揚げ、帯締め、帯飾り。

「もらえるとして。」の前提だから、優柔不断な私も持ってきた2つの選択肢の中からポンポン決められて装着された。

そしてお着替え、もう一つの着物姿に。

日本和装でされたことがあるし、反物が一見着物になるのを見るのが好きだったので、されるがままに。

いつの間にか販売員が二人に増えた。

あれっおかしいなと思ったのは、目の前に草履や、バッグを置かれ、コート、ショールまで持ってきたとき。
こんなの日本和装のセミナーでもされたことないぞ。
気が付けば長時間立ちっぱなし。疲れたと訴えたら、椅子を持ってきた。

そして値段発表。
総額100万円
絶対そんな大金払えないので、さすがの私も「いらないっ!」と憮然な表情に。
でも目の前に鏡があって、自分の怒った顔が気になる・・・。

そうすると着物の値段を発表。
「だから、着物は一通り買ったから買う気はないって。」と言う。

帯の値段発表。
帯は充分あるし、まったく買う気がなかったからよく覚えていないけど、今なら表示より半額だって。

ローンすれば「ひと月こんなに微々たる金額ですよ。」
支払う金額は一括でもローンでも同じなのに、ローン金額を強調する。

帰ると言っても、聞こえない1ようだ。
「何がひっかっかっていますか?」と店員。
「だから、買う物はないよって念押ししたじゃないですか。」
「そう言っていましたねぇ。」

その後、どんなやりとりがあるか忘れたが、反物でいいなと思ったコート地があった。
大きなバナナの葉が描かれたもの。
色合いも綺麗。

あいにく、これから寒くなるのに、コートは持っていなかった。
きっと私は、何か買ってあげなくてはいけないのかなと思ったのだろう。
疲労で思考力が低下していたのだろう。
着物はポリと決めていた私に、「正絹で暖かいですよ。」のセリフが響いた。
そしてカードをきってしまった。一括払いだけど。

気が付けば3時間も留まっていたのだった。


★仕上がったものを着てはいますが、コートは明るい色にすればよかったなぁ。
★正絹だからって大して暖かくない。ベルベットのコートにした方が、断然暖かいじゃない。

確かにいいと思った反物だけど、こんなに心が沈むのは、有意義な買い物でない証拠。

もう、あのデパート内の「や○と」には近づかない。展示会にも行かない。電話にも出ないと決めたのだった。

あの販売法で、販売員も心苦しくないかねぇ。
図太い人が生き残れる世界なのか。
好みも聞かず、小物一式持ってこられたのには、目が飛び出ました。

展示会の一人歩きは危険です。

   初めての着物♪ホームへ♪






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Last updated  2008年07月11日 12時29分18秒
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