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6月15日
雛 誕生20日目
餌をねだる声「ビィービィービィービィービィー」
さて、今日は餌はどうしようかなあ
巣立ちの前は親はあまり餌をあげなくなると言う
空腹にして巣立ちを促すのだとか
飛ぶために体を軽くするのだとか言われていて
それならば緋佳ママもそれに従うべきかなあ、と思案してしまう
7時半ころ
迷いながら雛たちの様子を見に行ったら、、、、、、
・・・えっ 1羽 足りないよ
あ~~ 私の知らないうちに巣立っていましたーーー
あわてて外へ出てみるもすでに姿はどこにもない
さっきの声、あの時だったんだぁ
「ジジ ジジ ジジ ジジ ジジ ジジ」
お互いに鳴き交わす声の声が大きく響いていた
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今日は半端な強さの風じゃない
ちゃんと飛べるか 風に流されてしまわないかと空を見上げる
こんな日に出てゆかなくてもいいのに・・・・・
と長い時間空を見続けて 姿をさがしてしまった
すると
パパつばめのあとを付いて飛んでる1羽のツバメが!
燕尾が伸びきっていない幼い姿のシルエット
ほっと安心し、胸に熱いものがこみあげてくる緋佳ママ
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9時 パパつばめが外での子守りで帰宅しないので
あとの4羽に給餌をすることに決心
でも、これが最後の給餌とすることに決めた
昼前になって またパパつばめが巣立ちを促しにきた様子で
「こっちだよ、早くおいで!勇気を出して!」
「ジジ ジジ ジジ ジジ」と呼びかけている
やっと1羽が巣から落ちるようにして出た
でも糞受け台から飛び立たない
そのうち階段踊り場に落下 廊下に落下
飛び出すのかなぁと様子を見ていたけど
バタバタと廊下を這うようにするばかりで飛び立てない
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こんなとき外だったら危なかったねー ほっておくのが自然の掟
巣立ち雛は助けちゃいけない
でも、、、、、でも、、、ってそっと拾い上げちゃった緋佳ママ
「もう1日だけお家にいると良いよ」って巣にもどしちゃった
そして穏やかに1日が過ぎました
でも、夜はパパつばめ帰ってきたけどお子さんはどこに置いてきたの~
きっと他のつばめさんたちと一緒なんだろうね
夕方たくさんの仲間と一緒に飛んでたから、きっとそうだよね
雨も降ってきたし 「大丈夫かなあ」と心配な緋佳ママだけど
逞しく野生で生き抜いていけることを信じる
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