テーマ:愛犬のいる生活(75313)
カテゴリ:お勉強
犬や猫に与えてはいけないと言われているものの代表格って
なんでしょうね~~ そう、タマネギですよね 今さらそんなこと、みーんなご存知とは思いますが そのタマネギについて、まとめてみましたので お時間のあるときにでも、ご覧になってみてくださいね~ 【1】タマネギ、長ネギ、ニラ、ニンニク アリルプロピルジスファイドという物質が溶血性貧血を起こします (舌を噛みそうな名前 3種類の硫黄化合物らしい・・?) タマネギ中毒と言われており、赤血球が破壊されるので命の危険を伴うこともあります タマネギに含まれるアリルプロピルジスファイドによってヘモグロビンが酸化し 赤血球の内部にハインツ小体という物質が作られる事が原因 (ハインツ?いったい何?) このハインツ小体の正体とは・・ ふつうはヘモグロビンは球体なのですが、酸化するとギザギザした刺のある形に変化し、 この変化したヘモグロビンの集まりをハインツ小体と言うんですね~ このギザギザのハインツ小体に赤血球がひっかかると赤血球が溶血して貧血が起こります。 また、このギザギザの形となったヘモグロビンは、脾臓、肝臓、骨髄などの血液ろ過細胞を通過することができず、異常細胞として認知されて破壊される運命にあります タマネギ中毒かどうかは、血液の検査でこのハインツ小体が見られるかどうかで判断できます タマネギを食べてから1日~数日に、血尿、嘔吐、下痢、発熱、黄疸、息切れなどの症状が見られたら 速やかに医師の診断を受けて輸血や点滴などの処置を受けることが必要となってきます タマネギ中毒であれば、その後、タマネギを食べないことで血液の状態は回復してきます しかし顕著な症状を表さない犬もいますので、 飼い主さんが「うちの犬は大丈夫」と言って タマネギの混ざった残飯などを平気で与えられていることがあり そういう犬は歯茎が白っぽくなっていて慢性の貧血症状が見られることがあります 一般に体重1キログラム当たり15~20グラム以上のタマネギを食べると 中毒症状がでると言われていますが、さて、この数字どうなんでしょうね~ タマネギ1個の重さをだいたい200グラム程度と考えますと 体重10キロくらいの中型犬でだいたいタマネギ1個分となりますね~ ほとんどの場合、そんなふうに大量のタマネギを与えることはありませんが もっと少量でも症状の出る犬もいれば、たくさん食べても大丈夫な犬もいるので どのくらい食べれば症状が出るかについては、大幅な個体差があるようです それには赤血球中のカリウム濃度が関係しているらしいとも言われているようです あなたの犬猫はタマネギをたくさん食べても大丈夫かもしれません、 でも少量でも症状がでる可能性もありますのですから やはりタマネギは食べさせないようにする注意が大切と思います 特に小型犬などがタマネギの入った野菜炒めなどをウッカリ食べてしまうと危険なことは確か リスなどの小動物も気をつけないと命にかかわりますね タマネギを使った味噌汁、スキヤキ、シチューなどの煮汁にも エキスが染み出ていますので注意が必要です もし、食べてしまってすぐの場合は、過酸化水素水や濃い食塩水を飲ませたり、 食塩を食べさせることで吐かせることができますが、 いずれにしてもお医者さんに診ていただくと安心ですね なお、アリルプロピルジスファイドという物質は、アセトアミノフェンを含む風邪薬にも 含まれていますので、犬に人間用の風邪薬を飲ませたりすることはやめましょうね~ また、ドッグフードやおやつの原材料名をみると、ニンニクが使われているものがあります ごく少量ですとむしろ健康に良いという認識もあるようです 余談1:人間はタマネギやニンニクを食べても貧血にならないのか~ いいえ、人間でも大量にタマネギやニンニクを食べると貧血になるようなんですね、これが~ 先ほどの犬猫が症状を起こすという数字を当てはめてみますと・・ 体重60キログラムの方が、タマネギ何個食べると貧血になるか 20グラム×60キロ=1200グラム タマネギ1個200グラムとすると、6個ですね~ 犬猫の数字をそのまま人に当てはめることはできませんが 人も、あまりにも過剰に食べると貧血になるかもしれないということのようです お気をつけて・・ 余談2:タマネギ食べれば血液サラサラ~~ タマネギに含まれる硫化アリルには血液をサラサラにする効果があります タマネギを切ると目にしみますが、これは硫化アリルのせいなんですよね この硫化アリルの効果を高めるためには、タマネギは切ってから 20分以上空気にさらしてから調理をすると良いですよ~ お水にさらしてしまうと硫化アリルが溶け出してしまって効果が無くなるので要注意 硫化アリルには、その他にも、ビタミンB1の吸収を助ける 善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを減らす 血圧を下げるなどの効果もあります 他に血糖値を下げるジスルフィド類(加熱すると甘くなる成分) 血栓を予防するピラジンなども含まれていると言うことです タマネギを上手に利用しながら健康維持を心がけましょうね ≪追記 8/26≫ 他にも注意が必要なものがたくさんありますので 折をみて順次、ご紹介してゆきますね ぶどう(干しぶどう) キシリトール 香辛料 鶏の骨 魚介類 甲殻類 ホウレン草 ナッツ類 チョコレート コーヒー 緑茶紅茶類 生卵 砂糖 にぼし 海苔 レバー 応援ポチッよろしくお願いします バンビちゃん、おーちゃんを探しています ノーフォークテリアを見かけたら、よろしくお願いします ◆自治体保護犬猫情報ブログ ◆犬猫捜索マップ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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