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前回の続きで、OSI参照モデルについて。
OSI参照モデルのようにプロトコルや機能をモジュール化して階層化すると、ネットワークでの通信データはプロトコルの階層を下るに従って、各プロトコルのヘッダ情報がどんどん追加されることになります。そして、相手側にそのパケットが届いたら、今度はプロトコルの階層をどんどん上がっていき、階層を経るごとに送信元で追加されたヘッダ情報が取り除かれていきます。この概念自体をプロトコルスタックと呼びます。 プロトコルスタックには短所と長所があります。 短所: 1.プロトコルの階層が深くなればなるほど、ヘッダが増え、最終的なデータのサイズが大きくなる。 2.各層での処理に少しづつ時間がかかるため最終的なデータの伝送速度に悪影響を及ぼす。 長所: プロトコルの階層化によって、ネットワークの柔軟性、拡張性、相互運用性が高まり、ネットワークの構築と利用が容易になる。 この長所が、現在のインターネットの発達に大きく寄与しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.13 00:03:15
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