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一城なつきさんのブログは超オモシロな動画、奇抜だけど理論的なデッキ構築論で、私のお気に入りのサイトの一つ。
ま、あらためて紹介するまでもなく、既にご存知だとは思いますが・・・。 で、今日の記事は「どうやったら強くなれますか?」 うひゃひゃ、すげータイトル。 で、今日はこの記事に感化されてのコラム。 数年このゲームをやってきて、その答えをあえて一言でいうと、 「覚悟すること。」 言い換えると、「見えない敵に怯えないこと。」 (これはゲームだけでなく全てに言えることですねぇ。) 一言じゃあまりに抽象的なので、もうすこし分割すると。 1.全てのデッキに対応するデッキなどありえないことを覚悟すること。(デッキ構築段階) 2.相手にベストの引きをされれば、それは致し方ないと覚悟すること。(プレイング段階) 3.ゲームは結局確率論であることを認識し負けも勝ちも確率であること、その勝利確率を少しでも上げるためのデッキ構築でありプレイングであることを覚悟すること。(そもそもカードゲームに臨むにあたって) 1.デッキによっては赤単には極めて分が悪い、確率で言えば、冷静に考えて10~15%の勝率しかない、ということがありえます。赤単だけでなく、こういうデッキには分が悪いということは当然ありえます。 かと言って、じゃ、あのデッキのあのカードの対策としてこれを1枚入れておこう、でもあれの時はこのカードも必要だしなぁ、・・・といろいろ考えると、どんどん必要カードが増えてきて、とても40枚じゃおさまりません。で、しょうがないので「お守りに1枚」ってのが何枚か入って、それがデッキの大事なスロットを食う。 対象として考えるデッキが、今から参加しようとする場所でやたら見かけるもの(いわゆるローカルメタ)であったり、世間で猛威を振るっていて、大会では決勝まで上がるなら必ず1度はあたるデッキであれば、その場合は意味はあります。 また、ブロッカーのあるデッキの場合とか、呪文を使えなくする効果のあるデッキの場合、とか、概念的に広い範囲を対象として考える場合も相当の意味はあります。 でも、そうでないなら、その一枚が勝ちに繋がる確率は。 「そのようなデッキに当たる確率 × その1枚を引く確率」 であり、それは相当低いはずです。 それより、自分のデッキコンセプトが機能するためのカードを1枚増やす事の方が、間違いなく勝ちにつながる確率は上がるはずですよね。 そういうことです。 と、えらそうな事言いながら、自分もやっちゃいます。 まだまだ覚悟が足りません。 2、黒入りのコントロール系、ナイトデッキなんかで相手が回りはじめ、すさまじいハンデスをくらって自分はトップデック勝負状態になったとします。除去カードを引きました。 「どうも、相手はまだハンデスカードを持ってる気がする。」 「なら、このカードは握っててもしょうがない。どうせ捨てさせられるぐらいならマナにおいちゃうか。あるいは、相手のどうでもよさそうなクリーチャーでもとりあえず除去しちゃうか。」 なんて考えちゃいます。 見えない恐怖に負けた瞬間です。 既に相当ハンデスをくらって、相手がまださらにハンデスカードを持っている、あるいは次ターンで引く確率はどの程度か、それに対して、ここでこの除去を使ってしまって、このあと出てくるであろう、より強力なクリーチャーを除去できる可能性を減らすリスクはどの程度か? その両方を冷静に比較して、正しい選択をなすべきなのです。 と、えらそうに言いながら、これ自分が一番やっちゃうことなのです。チキンなので。 まだまだ覚悟が足りません。 3.例えば、バックギャモン(BG)のプロ級の人は、あるダイス目が出た瞬間、いくつかある選択肢のうちどれを選ぶかを、それを選んだことによる有利不利を確率的なポイントに換算して、その一番高いものを選ぶらしいです。(よく知っているわけではないので、正確な表現ではないかもしれませんが悪しからず。) 結局はカードゲームでも同じ事だと思います。 が、それは決まった状況下で常に戦うBGなどのボードゲームと違い、無限に近いカードプールから選ばれるデッキ同士の対戦で、しかもどんなカードが入っているか完全な情報は無いというTCG。 当然ですが、理論的に完璧な確率計算は不可能です。 だからこそ、メタにあがっているデッキの理解、幅広いカードの知識、数多くの対戦経験から導き出される、経験則としての体感確率。そいういったものが重要になるわけですね。 そうしてベストを尽くしてもなお、キーカードがデッキの下4枚に埋もれている確率は0ではありません。 先攻か後攻かは勝負にかなり大きな影響を与えます。 それは当然のこととして受け入れるしかありません。 ・・・ で結局どうしろっていうの? とは聞かないでね。 そりゃ永遠の課題なのよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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