【沖縄県で】☆★パルボ流行★☆

2009年03月26日

もうすぐ夜中の１２時になろうとしています。

先ほど県外から帰ってきて、　病院へ直行。

ただいま、明日のわんこ＆にゃんこ朝ごはんの仕込み中です。

明日の“仕込み”だなんて、

どこかの料亭みたいだけど、

わんこ＆にゃんこの数が増えるたび、

作るごはんの量が増えてきて、

朝の忙しい時間内にはとても間に合わなくなってきたので　

前日の夜の間に準備することにしてます。

毎日、診察の合間をみては

包丁もって　野菜切ってる。

一日の３～４時間は　お鍋の前に立ってるでしょうね

でも、

この時間は　けっこう自分自身が「無」になれるときだから

貴重な時間のひとつでもあります。

今日は何あげよっかなぁ、なに作ろっかなぁ、って考えながら作って

その後、待ってましたぁと言わんばかりに

美味しく食べてもらえると　

とってもうれしいもんですよね。

ちょうど今、鍋でぐつぐつ野菜を煮込んでいるので

もう少し　時間かかりそうです。

その間に、ブログをもう少し続けます（＾◇＾）

「犬の感染症」について、　　　大事な情報がながれています。

沖縄県において、

“犬パルボウイルス”が流行しています。

テレビニュースになっているのをみたことがないので、

どの程度、一般の方に伝わっているのか把握できていませんが、

獣医師の中では　前年末から情報として流れている内容です。

どうなんでしょう？

ワンコ雑誌とかには　書かれていたりするのかな？

一般の飼い主さんは　もうご存知なのでしょうか？

知らない方のためにも、　せっかくなのでお伝えしておきます。

昨年２００８年、

沖縄県では　例年を上回る頻度で　「犬パルボウイルス感染症」が発生していました。

犬パルボウイルスは

とても強い感染力をもち、　排泄物をはじめとする感染源によって

いっきに大流行を引き起こします。

また、

一度感染、発症したら、

それに対する特効薬はなく、

治療が困難で　致死率も高いです。

非常に恐い伝染病であるため、

動物病院では　隔離された治療部屋に移されます。

沖縄県獣医師会で、

犬パルボウイルス感染症の発生情報を収集したところ、

０８年３月～０８年１２月の１０ヶ月間に

１４５件の発生事例が報告されました。

これは、

沖縄県のほぼ全域にわたって発生が認められることになり、

過去最大の規模の大流行として危機感を強めています。

沖縄県だけで

１０ヶ月の間に　１４５件。

１ヶ月あたりに換算すると　１４件。

　

とても多いと思いませんか？

この大流行により、

現在、沖縄県内には、

０８年１２月より、「犬パルボウイルス流行警報」が発表されています。

沖縄県という

周りを海に囲まれた環境での大流行とはいえ、

同じ日本国の中を

わんちゃんや人が行き来することは　毎日のことです。

沖縄県同様に、

本土でも　いつこうした感染症が地域を集中して発生するかわかりません。

わんちゃんとの旅行の際や　特別な環境のところへ連れて出かける際は、

こうしたことも頭に入れておいて、

わんちゃんの身に危険が及ばぬよう、

飼い主さんの方で気をつけてあげましょう。

「パルボウイルス感染症」は、

ワクチン接種により　感染を防ぐことができる病気です。

ワクチンを打つ、打たないは飼い主さんの判断によりますが、

もし　近くでこうした集中的な発生が見られた際には、

自分の子を守るためにも　ワクチン接種の選択肢を選ぶのもひとつの手がもしれません。

パルボにかかったときの症状ほど　むごいものはないです。

どんどん、体を痛めつけていく　とてもおそろしい感染症ですから。

「ワクチン接種」

それが　自分の子を助けるための

“いのち綱”のひとつだとしたら　時には必要なことだと思います。

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最終更新日 2009年03月27日 00時13分26秒