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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2010年02月26日
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先日のオーストリーワイン会のワイン、続いてはヴァッハウのリースリングです
リースリング・ケラーベルク・スマラクト05。生産舎はヴァッハウを、そしてオーストリアを代表する生産者であるFXピヒラー。評論家ロバート・パーカー氏はロマネ・コンティやシャトー・ラトゥールと並び評するほどです。ロイブナー・ベルクやフォン・デン・テラッセンなどの多くの銘醸畑を所有していますが、このケラーベルクはそれらの畑の中でも最上のものといえます。
価格は、特価で3990円でしたが、現在は売り切れ。そもそも、05ヴィンテージ自体もう楽天内では見当たらないようで、写真のものは04です。エチケットは同じなのでとりあえず貼っておきます。

色は麦藁ないしやや薄い黄色。多少黄色みを感じはします。

香りは、リースリングらしさと鮮やかさに溢れたものです。黄桃や蜜、ハチミツっぽさといったものを軸に、完熟リンゴ、少々のオレンジっぽさ、フローラルといった要素が感じられます。ペトロールは、いかにもオイル、といった感じではありませんが、それなりには感じられます。その他、もちろん、この国らしいかすかな青いハーブのニュアンスや白胡椒っぽさも。ミネラルは石灰というよりより硬質な鉱物系ですね。

味わいは、FXらしいしっかりした果実味とエキス分が強いものになっています。しかし、太さとシャープさを兼ね備えたしっかりした酸と豊かなミネラル感のおかげでピュアさ、透明感のあるものになっています。むしろ、この生産者の他のワインと比べるとより繊細なスタイルといえるかもしれません。ボディはミディアムフル。後口にはやはり苦味を感じます。

会では、お造りのタイミングで飲み始めて、時間をかけて飲みながらいろいろなものと合わせてみましたが、まず臭みが出るなど相性の悪いものは一つもなし。そして、もっとも良い相性を見せてくれたのは牡蠣でした。牡蠣独特の香りとフルーティな香りが上手く結びついて、よりポジティブなニュアンスとなっていましたし、牡蠣のコクがワインの果実味やエキス分とよくマッチしていました。
今回の牡蠣は火の通ったものでしたが、他にも火の通ったものならカキフライや牡蠣鍋、もっとシンプルにバターソテーなんかにしても良さそうです。また、生でも十分合わせられそうな印象です。醤油や酢とも喧嘩しないワインですから、酢牡蛎なんかにも面白そうです。

まあ、流石の一言に尽きます。そのピュアさは、いわゆるグラン・ヴァンのような「複雑さ」とはまた違った「奥深さ」を感じさせてくれます。
和泉屋さんまたピヒラーの安売りやってください(笑)





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最終更新日  2010年02月26日 23時41分50秒
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