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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2010年09月23日
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カテゴリ:泡モノ!

ということで、タイ料理とドイツワイン会のワイン、1本目のゼクトです。
ロルヒャー・ボーデンタール・シュタインベルク・リースリング・ゼクト・ブリュット04。生産者はオッテス。ラインガウのワイナリーですが、ワイン作り自体は1959年スタート。ただ、葡萄栽培は1841年から行っていたそうです。現在は栽培は2代目が、醸造は3代目夫婦が仕切っているそうですが、3代目の奥さんはなんと日本人!ガイゼンハイム醸造大学で出会ったそうです。
セパージュは勿論リースリング100%。価格は、写真のお店で2990円。

色は黄金とまではいきませんがツヤのある黄色。熟成感が出ています。
泡はそこそこのキメと量で、同価格帯のスパークリングやシャンパンと同程度。

香りは、蜜、ハチミツっぽさがたっぷりあり、加えてアプリコット、完熟リンゴ、少々のオレンジやフローラルといった完熟リースリングの魅力いっぱいのものになっています。その他、黄桃や硬質な鉱物的ミネラル、微かなグレープフルーツやライムといったものもありました。スパークリングならでは、といった要素はあまり印象にはありません。

味わいは、しっとりとした果実味と、リースリングらしい鮮やかさ、輝きのある酸がウェルバランス。熟成による甘みのようなものも見えていたでしょうか。ミネラルは太く、ボディ自体はミディアムライトなものですが、そこそこのボリュームも感じさせます。後口には苦味もあり、全体の印象をまとめます。

会では、スターターとして1品目の肉料理に合わせたほか、カナッペや最後のスイーツにも合わせてみましたが、どれともいい相性です。
まず、甘みと果実味がよくかみ合っていますし、香りも料理に多く使われているアジアンハーブと連続性、一体感が感じられます。中でも、圧倒的だったのがカナッペとのマリアージュ。油切れのいい、あっさりした衣の部分と蜜の香りが驚くほど嵌り、つけるスイートチリソースの甘みと果実味がよく合います。さらに、カナッペの中の旨みがよく引き出されてもいました。

カナッペとの相性の良さが非常に印象的で、個人的には現段階での今年のNO1マリアージュ候補の一つです。他にも料理との相性は広そうで、天婦羅やらがんもどきやらといった和食や、中華、それにカマンベールフライなどの居酒屋メニューまであれこれ合わせられそうです。
ただ、ワイン単独でも非常に完成度が高く、リースリング独特の香味とラインガウらしい力強さが、スパークリングというスタイルによく合っているようです。同価格帯の中では、個人的にはシャンパーニュより優先度高いですね。


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最終更新日  2010年09月24日 00時46分01秒
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