テーマ:ワイン大好き!(30232)
カテゴリ:泡モノ!
今回はドイツの泡です。モーゼルのリースリング100%です。 リースリング・ゼクト・クレマン2012。生産者はSMWです。ザール・モーゼル・ヴィンツァーゼクトの略で、その名の通りザールやモーゼルエリアのブドウで主にゼクトを生産している作り手になります。ドイツでは、ゼクトを作りたくても設備が無い生産者のブドウを引き受け、ゼクトに仕立てるといった事を行っている生産者が居るそうで、このSMWもそういった事も行っています。勿論、ゼクトだけでなくスティルワインも手がけており、日本向けにこんなワインもやっていたり。 価格は、4200円程度ですが楽天内に扱いはありません。 色は薄めですがツヤのある黄色です。 泡は勢いがあり、持続力も中々(抜栓3日目でもまだ感じられました)。キメは同価格帯のシャンパーニュ程度といったところ。 香りは、メロンやリンゴ、それにグレープフルーツや金柑といった柑橘等リースリング独特のフルーティさがよく出ています。そこに、クッキーや酵母っぽさといった瓶内二次発酵の泡らしいニュアンスや、ハチミツ、蜜蝋、白コショウ的なスパイス、それにハーブっぽさといったものが加わります。また、少々のヨードっぽさも。 味わいは、結構ドライ。果実味はほんのりと、といった感じでシャープで強さのある酸や、塩気を感じるミネラリーさといったものがよく出ていました。ただ、時間経過と温度上昇で果実味は多少印象を増します。ボディは、ミネラル感バッチリの太さ、なめらかさを感じさせるミディアムライト。ただ、質感的に膨らみという要素もありはしました。 茗荷やトマトの入った和風の野菜のゼリー寄せを合わせてみましたが、トマトの酸味や甘味、旨み、そこに加わる出汁の塩気や旨みといった要素に、ワインの果実味や酸、香りの中のメロン的な青い雰囲気などがよく嵌りました。また、茗荷の香りとの相性もよく、中々面白かったです。 その他、鴨のローストをシンプルに塩コショウでつまんでみますと、ワインの強さ、膨らみのおかげで鴨の旨みや食感、脂にも負けず、果実味や香りの甘いニュアンスが、肉によく合っていましたし、イカ墨のパスタと合わせますと、イカ墨のコクや香り、そこに加わるガーリックのニュアンスに、ワインの爽やかさや明るい酸がこれまたよく馴染みました。 個人的に、リースリングはスパークリングにも向いていると感じているのですが、こういったワインを頂きますとその感覚はとても強くなります。薫り高さは泡によく合いますし、味わいのバランスの良さ、独特のミネラル感はその華やかさをより深いものにしてくれます。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事を チェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年06月29日 15時36分36秒
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