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鷲宮町の子育てを守る会

鷲宮町の子育てを守る会

鷲宮町PTA連合会学習会 記録

◆◆◆はじめに◆◆◆

以下の文章は、今回の決議「学校給食に弁当の日を設けることについて」の件で、PTA連合会学習会が開催されるにあたり、議会から「あらかじめ質問があればあげてください」とのお話があり、PTA連合会が挙げた14件の質問と、それに対して学習会当日に出された答えを記録したものです。

私達が手にしたプリント(子どもが学校から持って帰ってきたもの)には、先にPTA連合からの質問14項目とその後に答え14項目という順に掲載されていましたが、以下の資料では1項目に対し、質問&答えとなるように編集しなおしました。ただ、文章はそのまま書き写してあります。

ちなみに、答えの方には文責として議案の提出者である議員さんのお名前が明記してありました。
この議員さんの名前をここで公表することに私は迷いを持っています。なぜなら、インターネットの特質上、鷲宮町外の人の目にも触れるわけですから、想定外の波紋を呼ぶ恐れがあるかもしれないと心配だからです。
迷っているので今は伏せておきます。ただ、「文責」と書いてある以上、お名前を伏せておくことがかえって失礼にあたるとのご指摘を受け、私自身そう思えるようになったら、公表します。

それほどビックリしちゃう内容だからです。


◆◆◆鷲宮町PTA連合会学習会 記録◆◆◆


【1.質問】
決議書では、給食を全廃するような印象を持ったのですが、あくまで「お弁当の日」を設けるということで、よろしいでしょうか。

【1.答え】
全廃では=「学校給食に弁当の日を」と明言しているとおり、廃止するとは行ってない。


【2.質問】

この議決は、どのような経緯で出されたのでしょうか。また、なぜ保護者の意見を聞かずに、決議されたのでしょうか?

【2.答え】
●経緯=9年、14年、17年と一般質問。14年の教育長の答弁では、「弁当の日を設けることについては、家庭の教育力を高めるための一つとしてPTA等の意見を聞きながら検討したい」しかし、この3年間何一つ動きがない。その他、他の議員からも教育委員会に対してさまざまな質問・意見が出されているが、答弁もアリキタリで誠意が見られず、何も動こうとしていない。
(例えば、冷房については、「260教室あるから2億6千万円かかる。耐震工事を優先する。」と猛暑対策をどうするのかのカケラも見えない)。
17年9月の一般質問でも、教育長の答弁は「議員の言うことはもっともなところもあり、努力しなければならないと思う。給食は制度として定着しており、女子の社会進出、少子化もからみ、家庭の負担を大きくすることも問題ある。冷房については、暑い時期は夏休みで、登校日の一割である。ものには優先順位があり、耐震補強が先。」と言っている。教育予算も厳しい財政状況下では、酷暑対策(教育長は、暑い期間は年間40 日というが、この15年間は30度を越す日が、過去の37年間の平均日数の倍に上がっていることを質問で指摘しているにもかかわらず、何も考えていない。)の財源も生まれてこない。無い知恵を絞り出して、子どもたちのためにどうするか考える必要がある。
弁当の日を設けることで、食育と同時に財源を生み出し、個人で出来ることは、個人でカバーして、酷暑対策のように行政が考えなければ出来ないことを工夫し、保護者にも協力してもらうよう努力するのが行政のあり方である。財源がないというだけで知恵を絞らず、これ以上何もしようとしない教育委員会を動かすためには、決議という形により議会の意思として推進を要請する必要があると判断した。

●保護者の意見=いつくかの問題点を指摘している。
(1)保護者の意見を聞かなければならないわけではない。議会制というものは、全ての住民なりPTAの意見を聞かなければ議会が動くことができないというわけではない。
行政は住民の意向なり、社会の情勢から必要と思われる政策を議会の承認を得て推進可能。議会は議会の意志として決議可能。議員は全ての議案に必ずしも保護者なり、住民の全ての意見を聞くわけではない。議員は住民全体の代表者奉仕者としても自覚のもと、賛成・反対の意見を最終的にはどちらかの一つの意思として議決をしなければならない宿命を負わされている。
(2)保護者の意見を聞くとしても、これに反する意見の住民(保護者ではない)もおり(【6】参照)如何にアンケートをとっても、それを参考にすることはあるが従わなければならないということではない。
(3)保護者の意見よりも子どもの意見を聞くということではなかろうか。これは保護者の問題ではなく、子どもの問題である。


【3.質問】
「子育て支援をする町に」ということですが、親への負担を考えると、反しているのではないでしょうか。

【3.答え】
子育て=親の負担が増えることは子育て支援の施策に反するとは言い難い。
親の負担が減っても、そのしわ寄せが子どもにいって、子どもの負担が増えることにもなる。(エネルギー不滅の原則。楽あれば苦あり。)
子どものためになることであれば、そして、それが必要とあらば支援するのが子育て支援である。特に、食べさせるということは親の責任であり、義務である。人任せするものでない。衣食住は人間の基本的人権であり、他人が口を出すものではない。本人の自由であり、経済的問題も含め、その人間の能力の範囲内で行われるべきものである。
(では、何故議会が口を出すのか、という人がいるが、議会が決議した内容は、学校給食という行政運営に関わる事項であるからである。個人の生活の食事や愛情に口を出しているわけではない。勘違いしている。)


【4.質問】

弁当の日を設けることと、給食センターが不要となれば経済効果が大きいとの考え方が結びつかない。議論としては別問題ではないか。

【4.答え】
給食センター=第一(能力3,000食)、第二(能力2,500食)センターで運営している。
現在の一日の給食数3,100食=(児童・生徒2,900食+職員他200食)X186日/年。一日の給食数が能力2,500食相当になれば第一センターは不要となり、その費用は他の教育施設費に転用可能。週1日弁当の日を設けて、小中学校を組み合わせると(例えば鷲小+西中=660食)全体の一日給食数は力2,400食になる。このような工夫をする(その他も含め)ことで町が持ち出している税金1億円の五分の一である2千万円が削減でき、それを他の教育施設に転用可能となる。


【5.質問】

なぜ、父兄の意見を聞かないで議決したのか。

【5.答え】
父兄の意見=【2.答え】に同じ。


【6.質問】
アンケートを取って反対意見が多い場合は、取りやめるのか。(参考に過ぎない)?

【6.答え】
アンケート=参考に過ぎない。これは保護者だけの問題でなく、日本の食の問題であり、人間形成の問題でもあるので、全ての人間に関係することである。日本の将来の問題でもある。考えられない事故や、事件が起きているのはそういう人間を食育してしまった結果である。


【7.質問】

弁当の日の回数(年○回、月○回?)

【7.答え】
弁当の日の回数=出来れば週1回。


【8.質問】

夏場(暑い時期)の持参について

【8.答え】
夏場=幼稚園や高校、私立の小中学校は弁当である。知恵を拝借したらいいのではないか。それが人間である。


【9.質問】

生徒が忘れた場合の対応について

【9.答え】
忘れた場合=教科書を忘れたときはどうしているのか?


【10.質問】

夏場や梅雨時の弁当は食中毒の心配があるのではないでしょうか。

【10.答え】
夏場、梅雨時=【8.答え】に同じ。


【11.質問】
家庭の事情で手作りの弁当が用意できないと、コンビニのおにぎりなどを持ってくる子どももいると思われますが、かわいそうではないでしょうか。

【11.答え】
家庭の事情=食べることは個人の権利であり、責任である。親が考えるべきこと。それを「可愛そう」と思ったら、親や友達や他の父兄がどう考えるか?「かわいそうではないか」という発言が今の世の中になくなっている。そう思う事が弁当の意義を認めていることになる。


【12.質問】

弁当だと、子どもの嫌いな食材を使わず、好きなものしか使わなくなるのではないでしょうか?

【12.答え】
好きなものしか=家庭の教育力。親が自分の子どものためにどう料理するかは、弁当だけの問題ではないはず。自分の子どもをどう育てるかであり、自分が出来ないことを何故学校なり、行政に押し付けるのでしょうか?


【13.質問】

先生の意見で「残菜は、一人分の量が多いのではなく、好き嫌いのため残す」ので、献立を工夫すれば残菜は減るのではないでしょうか。

【13.答え】
献立を工夫=「好き嫌いをなくす?」のが給食の目的の一つであるとすると、どう考えたらいいのでしょうか。【12】と反対。献立を工夫するのと同じで、「何故残すか」を改めてよく考えてみる必要があるのではないか。嫌いなものは残すことを、親は見ていない。これを教育といって、無理やり食べさせて、アレルギー反応を起こしたり、気持ちが悪くなっても、親には見えない。
全体の量を仮に減らしたらどうなるか。食べ物が無くなることの危機感は現代にはない。 


【14.質問】
「弁当の日」は、どのくらいの頻度でやるのでしょうか。

【14.答え】
弁当の頻度=【7】に同じ。
以上



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