カテゴリ:野鳥
Carduelis tristis Fringillidae アトリ科 オウゴンヒワ 5 inch (12.7 cm) Brookside Gardens, MD 2006.08.06 ************************************** この鳥は、真っ赤なカーディナルの次に、黄色い鳥がいる!と大騒ぎした鳥です。Black-eyed SusanやThistle(アザミ)、Chicoryなどの花の上に乗って種を食べたりするので、はじめはキアゲハか何か動きの速い蝶だと思いました。以前住んでいた部屋にはベランダがなかったのですが、冬になると窓の前にあるSweet Gum(紅葉葉楓)の木にたくさんやって来てくれて、実にぶらさがって中の種を器用に食べている様子でした。 北米全土に分布し、北方・カナダでは夏鳥、南方では冬鳥になるようです。私の住むDCエリアでは、夏冬ともによく見られる留鳥です。分布図を見ていて気がつきたのですが、カリフォルニア州東部のシエラ・ネバダ山脈・オレゴン州西部のカスケード山脈周辺では見られないようです。ロッキー山脈周辺は分布域に入っているのに、面白いですね。 野鳥と恋に落ちてから数年経った今でも、夏の雄の美しさには息をのみます。毎回窒息死寸前です(?)。夏の雌も、冬より濃い黄色になります。私は、このゴールドフィンチのおかげで、鳥たちの中に、夏羽・冬羽と羽の色を変える鳥が居るということを初めて知りました。鳥たちがそんな芸当をしているとは、夢にも思っていなかったんです(無知)。雄も雌も、夏の鮮やかな黄色に比べて、冬はくすんだ黄色(アメリカ人は、緑っぽいオリーブ色と言う)になります。冬羽の雄・雌の識別はちょっと難しく、ほぼ同じような感じに見えます。冬の雄は、のど元と肩の辺りが雌に比べて濃いめの黄色になるようです。私には少し違うような気がするかなぁ、くらいな程度です。 飛びながら"perchicoree"と言っているようです。鳥類学講座を受講した時に聞いたのですが、Roller coaster flight(ジェットコースター飛翔)と呼ばれる特徴的な飛び方が、飛翔時のポイントとして役立っています。これは、undulate(「波のようにうねる」)とも言われ、上下にアップダウンしながら波を描くようにして飛んでいく様子を表しています。フィーダーでは、以下の写真にあるように、逆さまにぶら下がっていることが多いです。 デジスコ導入前の過去の写真はこちらで。 ポリ、ポリ、ポリ・・・。 Cornell Lab of Ornithology, NY 2006.09.03 Occoquan Bay National Wildlife Refuge, MD 2006.09.10 換羽が始まってきて、背中が白っぽかったです。 Occoquan Bay National Wildlife Refuge, MD 2006.09.10 Occoquan Bay National Wildlife Refuge, MD 2006.09.10 成鳥夏羽・♂ アパート裏にて 2006.08.05 成鳥夏羽・♀ アパート裏にて 2006.08.05 Mckee Beshers Wildlife Management Area, MDにて 2006.07.21 Mckee Beshers Wildlife Management Area, MDにて 2006.07.21 Little Bennett Regional Park, MDにて 2006.07.08 Cabin John Regional Park, MDにて 2006.02.12 Cabin John Regional Park, MDにて 2005.12.04 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/11/21 12:48:06 PM
[野鳥] カテゴリの最新記事
|