Satchanから自然便り

Eastern Meadowlark
Sturnella magna
Icteridae　ムクドリモドキ科
ヒガシマキバドリ
9.5 inch (24.13 cm)


Shenandoah County, VA
2006.08.19

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　今年（2006年）夏、シェナンドア郡で見ることができました。今回２度目でしたが、以前よりもゆっくりと観察できました。３羽の親子連れで、道路際の電線と草原の中の木を行ったり来たり。ジッ、ジッと声を出していましたが、綺麗な囀りは聞くことが出来ませんでした。

　北米南西部～南東部・東部にかけて分布し、中北部～北東部では夏鳥です。西部にはそっくりなWestern Meadowlarkがいます。どちらも茶色っぽい背中で、体下面が黄色く、胸にＶ字の黒い模様があります。相違点は、下嘴の基部からの下に向かうmalar（顎線）が東部のEastern Meadowlarkでは白、西部のWestern Meadowlarkでは黄色。羽の下の脇あたりの模様が、東では縞（streak）で、西では水玉（dot）。

　６月にWestern Meadowlarkを見たばかりだったので、図鑑で覚えた相違点もうっすらと記憶に残っていました。が、しかし！フィールドで見分けるのは困難と図鑑にもあるとおり、言われてみればそうかな？みたいな・・・。分布域・声で見分ける方法が最も有効なようです。歌声のCDで聞くとメロディーにもやや違いがあることがわかります。生息域の重なる中西部では、交配種も見られるようです。こんなに綺麗な野鳥なら、私ゃ、どっちでもええＹ。

　地面で、昆虫・穀類・草の種子などを食べます。地面にお椀型の巣を作り、営巣します。私は、この営巣の様子をオーデュボンの絵を見に行って知りました。東海岸で初めて見た時、まるで絵の再現のように、草原の中から出てきてすぐにまた草原の中へ消えていきました。冬には100羽以上の群れを作り、食事・睡眠を共にするそうです。草地が失われるにつれ、個体数は減少傾向にあります。草刈りによる巣の破壊も多いようです。


Shenandoah County, VA
2006.08.19


トンボか何かをくわえていました。
Shenandoah County, VA
2006.08.19


尾がくしゃくしゃした感じでした。
Shenandoah County, VA
2006.08.19