Northern Gannet

2007/01/09

カテゴリ：野鳥

Northern Gannet
Morus bassanus
Sulidae　カツオドリ科
シロカツオドリ
37 inches (93.98 cm)

Northern Gannet 04

Lewis, DE to Cape May, NJ
2005.04.10

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　2005年４月、ニュージャージー州Cape Mayへ行った際、デラウエア州Lewesからニュージャージー州Cape Mayへのフェリー乗船中に、たくさんのNorthern Gannet達が船を追いかけて来てくれました。産後初の小旅行で、半年の子育て苦労もふっとぶ喜びを得ました。これ以前にデラウエア州の海岸から見たことがありましたが、遠くに豆粒程度で見ただけだったので、フェリー乗船中は感動・興奮の連続でした。

　乗り物酔いが激しい私は、外の空気を吸って、カモメを眺めるつもりで甲板へ出ました。カモメの中に、羽の先の黒い部分に白い班模様がある鳥がいることに気づき、肉眼で見ていても顔つきが違うように見えました。見れば見るほどカツオドリに見えてきて、車へ双眼鏡を取りに行きました。やっぱりカツオドリだ！と、もう一度カメラを取りに車へ。この時、すでに船酔いのことを忘れています（笑）。船が進むに連れて居なくなってしまうのではないかと、気が気ではなく、甲板を全速力で走りましたが、乗船中ず～っと、何羽も何羽も次から次へと船を追ってきてくれました。乗船中、永遠と撮影大会。帰りのフェリーにも付いてきてくれました。

　全体に白い体色で、羽の先が黒く、黒い部分の途中に白い小さな班模様がありました。頭は金色に輝き、嘴は青みがかった灰色に見えます（←大げさ？）。100フィート（30ｍ）もの高所から水に飛び込み、サバ・ニシンなどの群れを追いかけます。ビデオで見ましたが、ダイブする瞬間に、両翼をたたんで身体にピッタリ沿わせて、弾丸のように海面に飛び込んでいく姿は圧巻。この日は、ダイブ無しでしたが、あんな上空から小魚が見えてるなんて、凄いですね。

　和名のカツオドリは、小魚の群れを追って飛び、カツオもその群れを追ってやって来るため、漁師さん達の目印となっていたことが由来だそうです。勝手な個人的解釈ですが、小魚めがけてダイブする姿も、カツオの形に似ているような気がします。

　夏はカナダ・ニューファンドランド州・ノバスコシア州などで過ごし、冬は北米東部マサチューセッツ州以南～テキサス州・メキシコなどの海上に現れます。Gannetの営巣地は、gannetriesと呼ばれているそうです。ニューファンドランド、ケベック湾セントローレンス島などで営巣するとか。営巣を終えると、フロリダ半島やメキシコ湾へ東海岸を南下していきます。黄金色に輝いていた頭と目の冴えるような真っ白な姿、大～きな翼、どれも私の心に焼き付いています。

写真は全てデジスコ導入前のものです。

Northern Gannet 05