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最近の中国のニュースから

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2007年01月24日
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 昨日に続き「殲-10」の話題です。今朝の日本の新聞のニュースに、台湾国防部もこの実戦配備に懸念を表明したとの報道がありました。

 米国のF-16、ロシアのSU-27からフランスのファントム-2000までコンピュータコントロールの先進戦闘機は、全て試験飛行中に機体が破壊し、人命が失われる悲劇が起きている。だが、同じ設計理念を採用している「殲-10」ではいまだ1機も失われていないという奇跡を演じた。

 このテストを担当したパイロット・李中華は危険度の高い試験項目を担当し、2,250時間の試験飛行で、20回危険に遭い、内5回は特に重大な危険だったが、無事回避した。

 冬のゴビ砂漠で、殲-10は低空高速試験飛行を行った。この試験は、機体に何の前兆もなく振動が起こり、2秒内に解体しパイロットは逃げられないという危険性を秘めている。ソ連のミグ-21、ミグ-23、SU-27などはこの試験で多くの犠牲を出している。

 もし飛行機の欠陥が発見できず、極限状態の試験ができなければ、部隊へ配備することはできず、祖国の空を守ることができない。李中華は生死の極限で、多くの危険な試験項目を達成した。

 テスト飛行中に李中華は油圧メータがごくわずか下に振れているのを見つけた。地上管制システムは全て正常と表示していたが、彼は異常な気配を感じ、すぐに引き返して、9,000メートルの高度で車輪を出した。わずか1分後、警告ランプが彼の予感通りに点滅を始め、飛行場まで20キロの地点で油圧はゼロを示した。もし先に車輪を出していなかったら、飛行機を墜落させるしかなかったのである。

 現代の戦闘機は全く新しいタイプの専門家型のテストパイロットが必要である。1993年晩秋、李中華と2人の戦友がロシア国家テストパイロット学校へ入った。わずか1年で、彼らは全てのテスト飛行理論、2機種6タイプの飛行機の操縦技術をマスターし、我国最初の国際テストパイロットとなった。

 1997年9月24日、可変特性実験機(VSA:Variable Stability Test Aircraft)で殲-10の離着陸のシミュレーションをした。滑走路からわずか1メートルの高さで意外な振動が発生した。この日、会社側はこの歴史的な日を祝う祝賀会を準備していたが、彼は出席せず、すぐ設計者に、操縦してみると敏感すぎるから垂直ゲインを3分の1下げるよう提案した。

 設計者は操縦の敏捷さがこの種飛行機のメリットだと主張したが、「機動性を増すからといって危険性を高めるべきではない」と、彼は丸々2日かけて、飛行曲線、飛行パラメータから地上シミュレーションをしてみせて、40%減少するよう説得するのに成功した。

 大仰角特性試験飛行では、30回の試験飛行が計画されていたが、試験科目を編成しなおして、17回で終わるようにし、多くの開発経費を節約した。また、情報化誘導システムを提唱し、可視距離標準を2キロ短縮し、年間の試験飛行日数を70日も増やした。

 こうした功績でいくつもの賞を受賞し、2006年3月25日には、胡錦涛軍事委主任が軍を視察した時、彼を賞賛した。2006年10月22日には、三軍を代表して人民大会堂で、紅軍長征勝利70周年大会で力強く誓いの言葉を宣言した。





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最終更新日  2007年01月24日 07時47分16秒
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