大学のランキング付けは世界的に行われていて、色々な種類があり、大学進学や留学先を選定する場合の参考にされています。日本ではあまりランキングが話題になりませんが、世界的には優秀な学生をとるためにもランキングは重要です。
終ったばかりのオリンピックで中国は驚異的な数の金メダルを獲得しましたが、実に短期間にここまできました。中国の大学も客観的に実力を見ており、欧米の有名学者の招聘など手を打っているので、大学ランキングでも同じように、中国が上位に来るのはそんなに遠い先ではないでしょう。
上海交通大学高等教育研究院が発表した「世界大学学術ランキング500強」で、中国の大学の大半は200位に入れず、100強に入った大学は一つもなかった。
トップ10は、ハーバード大学、スタンフォード大学、カリフォルニア大学バークレー校、ケンブリッジ大学、MIT、カリフォルニア工科大学、コロンビア大学、プリンストン大学、オックスフォード大学で、この研究グループの定義では、トップ20に入った大学だけが『世界のトップ大学』と呼べる。
21位から100位までの大学が「世界の一流大学」と言え、アジアでは東京大学がトップで19位だった。トップ100ではアメリカの大学が最も多く54%を占め、イギリス11%、ドイツ6%、日本4%の順。
内地の大学では南京大学がトップで223位、北京大学225位、上海交通大学230位、清華大学238位だった。復旦大学は303位から401位の組にしか入れなかった。
だがここ数年では、内地の大学の500強入りは増え続けている。2003年は12校だったが、2004年は14、2005年は17、2006年は18、2007年は23、2008年にはさらに増えて30大学になった。
この研究グループが分析したところでは、内地の大学の理科、工科の研究アウトプットはかなり多いが、質の高い論文の比率が低く、同時に国際級の研究者と重要なオリジナルな成果が乏しい。
清華大学、北京大学など伝統的な有名校は、SCI論文の数は2,000編を超えており、ランキング21位から100位の大学の論文数に匹敵するが、オリジナルな研究が少なく、その順位が下がった。
大学ランキングは客観的かとの疑問があることに対し、研究グループは、単なる統計数字だけで大学の質を正確に測ることは不可能であり、どんなランキングにも異議がつきもので、ランキングを見るときはそれを考慮しなければならないという。