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しばらく前にイルカ漁を扱った映画「ザ・コーブ」が話題になりましたが、今度はサメです。でも一番食べているのは中国や香港で、捕獲量が多いのも日本でないのに、なぜ日本を記事に取り上げるのでしょうか?
誰だってこんな写真を見たら気持ちが悪いでしょう。日本は取材がしやすいのですかね? 世界でサメ捕獲反対の声が高まっている中、一部の国は捕獲を継続している。香港の写真家Alex Hoffordと同僚のPaul Hiltonは4年間をかけて、世界のサメ捕獲の記録をした。 その足跡はアフリカ、中東地区、インドネシア、日本、中国内地、香港におよんだ。2010年7月、Alex Hoffordは単身で世界最大のサメ屠殺工場である気仙沼市で日本のフカヒレ工場の内幕を暴いた。 気仙沼市では週6日、毎朝港がサメの屠殺場となる。漁民は数十トンのサメを切り裂き、内臓とヒレを取り、その後工場で魚皮や肉から各種の製品を作り、日本各地へ送り、ヒレは宴会の重要な料理の一つになる。 フカヒレは高貴な食材としてアジア各地へ高値で輸出され、その半分は中国人の腹に入っている。気仙沼市の港での残忍なサメ解体の様子は観光客も見ることができ、当地政府はサメが人類を攻撃することを宣伝するサメ博物館まで作っている。 捕獲によりサメは減っている。気仙沼市の漁業報告によれば、入荷は2007年の9,722トンから、今の8,200トンに下がり、日本全体の去年のサメ捕獲量は3.5万トンで、1960年代末から半減している。 だがこのように膨大なサメを捕獲している日本は、サメ捕獲国のランキングでは6番目である。最大はインドネシアであり、台湾も日本より多い。国連FAOの資料によると、世界では毎年1億頭以上のサメ類が捕獲され、その半分は他の魚を捕る時に一緒に捕れているとみられる。 中国には1億人程度のフカヒレ愛好者がいて、世界最大のフカヒレ輸入国である。中国の伝統と意識ではフカヒレを食べることは一種の身分と財富の体現である。だが栄養的に優れているわけではなく、大量の重金属が蓄積しているから逆に健康に不利なくらいである。 喜ばしいことは、環境保護団体の抗議と宣伝で、香港ではフカヒレをありがたがることから、抗議への機運に変化しつつある。 写真:http://nf.nfdaily.cn/nfdsb/content/2010-08/28/content_15311469.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年09月03日 08時37分11秒
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