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2010年11月11日
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 これは先日紹介した「南方週末」という新聞に載っていたものです。この新聞の記事はとても長いので、全部は書けません。謝罪の手紙も2通あるのですが、1通だけ、省略して書きました。

程先生;
 私は1966年に北京外国語学校でアラビア語を勉強していた学生で、申小珂と申します。現在は湖北省に住み、もう退職しています。

 在学中に先生と接触したのはたったの2回、文化大革命の時でした。1回は私のクラスが先生を我々の宿舎へ呼び出し、なぜあなたは毛主席の文革の指示を実行しないのかと詰問しました。

 もう1回は先生と教室で会いました。話の内容はすっかり忘れましたが、おそらく私は「極左」思想を先生にみっちり教えたのだと思います。今思い出しますと、恥じ入るばかりです。だけど私は先生を殴ったり、傷めつけたりしたことはありませんでした。

 文革の動乱で校長と教導主任は死にました。劉さんという女性も出身階級問題で殴り殺されました。でも学生も深い傷を受けました。父母が迫害されて死んだ人、毛主席を熱愛するあまり家庭を捨てた人・・・、悔恨、羞恥は終生消えず、今も穏やかな気持でいられません。

 程先生、先生は今年86歳におなりです。私の母は83歳、私の母の長寿を願うように、先生のご長寿をお祈りします。私は先生方が文革中に受けた苦難を忘れることができません。だからご無礼ですが、この手紙を差し上げてお詫びします。どうかお許しください。

 もし不都合なことがあればご指摘下さい。私は永遠に先生の生徒です。

 心から先生のご健康、ご幸福をお祈りします。
                              申小珂

珂君、胡君;
 君たちの手紙を見て私がどれほど感激し、感動したか、君たちには想像もつかないでしょう。私の君たち学生への印象は、みんなよい学生でした。

 文革中に学生が間違ったことを言い、間違ったことをしたのは、当時の状況がそうさせたのであり、そのことは私にはよく分かっています。私は君たちも被害者だったと思っています。

 訳の分かっていない子供は引きずられて騒ぎ、分かっている子供にも、間違いを犯したとの烙印を押されるのを恐れるプレッシャーがありました。君たちの手紙は同級生の心を代表しています。

 君たちの学校時代の写真を見て、可愛い笑顔をみるとうれしくなります。多くのみんなからの挨拶をもらい、非常に感動し、幸せを感じています。ありがとう、みんな。
                              程璧





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最終更新日  2010年11月11日 08時47分24秒
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