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昨日、段ボールの掲示板で日本車を救った話を紹介しましたが、同じ西安で不運にも暴徒に襲われ重傷を負った人もいます。こんなことでは日本車を買う人はいなくなるでしょう。
9月15日朝、李建利はトヨタカローラに、妻、長男とフィアンセを乗せて建材市場へ出かけた。26歳の長男は来年結婚の予定で、新婚の部屋の内装をする材料を買うためだった。 午後帰ってきた時反日デモの群衆に出会った。すぐにバックして小さな路地に入ろうと思ったが時すでに遅く、棍棒や金具などで車を壊していた10数人がカローラに向かってきた。 妻は、壊さないよう説得しようと暴徒に向かって「庶民が苦労して買った車です。壊さないでください。日本車を買ったのは間違いでした。今後は日本車を買いません」と訴えた。 振り返ると夫が車の前で倒れ、頭から血を流していた。李建利は誰かにU字型の金具で頭を殴られ、頭蓋骨が壊れ、倒れて昏迷し、血が吹き出していた。 暴徒は新しい目標を探して去り、周囲の人は救急車を呼んだり、血を止める紙をくれた。そこへ青年が来て、救急車は来られないから、まだ車が走っている反対車線まで負傷者を運ぼうと言って手伝ってくれた。 タクシーを停め、無理に乗せてもらって病院へ行った。シートは血で汚れたが、運転手は料金を受け取らなかった。夜8時半から手術を始め、11時半には終了、生命の危険は去った。 李さんの働いていた会社は倒産し、中古車仲介会社で働き余裕はないが、去年4月にカローラを買い、税金や保険も合わせて12万元払った。だからこの車を大切にし、「私も中国人だ、釣魚島を保護する愛国者だ・・・」と訴えたが、頭蓋骨を割られた。 すでに病院に4万元近く払ったが、医療保険は闘争での負傷はダメと言われ、親戚友人から借金するしかない。「先のことは考えられない。夫はもう一度手術が必要と言われているの」 心配は日本車の持ち主だけでない。ある時計店は暴徒に「日本浪人」と関係があると言われて壊され、腕時計を奪われた。ある大学生は日本ブランドの上着を着ていたので、「売国奴」と怒鳴られ、脱がされて下着だけになった。 写真:http://gd.nfdaily.cn/content/2012-09/22/content_55274941.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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