この塾は、また違った意味でも特徴を持ってました。この塾長は、塾をする前はスーパーの店員でした。江戸川の小松川地区で教室を立ち上げて、地盤を築き、主に下町を中心に教室展開をしてました。私の入ったときは8教室、さらに2教室が増えてピーク時は10教室ありました。どこが特徴かというと、塾長以外全員学生のアルバイトだったということです。室長も何もすべてアルバイトだったんです。スタッフは全部で20人から30人はいたでしょうか。「一流になる」というコンセプトを元にして、塾運営を通して人格の陶冶を図るという独特のコンセプトでございました。読書会といって、城山三郎、清水一行の本について各自が読んで内容の検討や意見交換といったこともしてました。僕は一回だけ読書会に行きましたが、これはフレキシブルに対話するというよりは、塾長の思想信条を理解するといったスタイルのものだったので、あまりなじめず、参加はしない方向でした。