夏に入ったころでしょうか。それまで八教室あったこの塾に新たに二教室増やすといううわさというか計画が上がってきました。しかしこの二教室は、すでに存在する教室の傍にあり、既存の教室の室長さんにはその進出に反対するという人もいました。このころからでしょうか。アルバイトとして学校を卒業して、そのままこの塾に就職するという形の人たちが出始めたのは。そのまま社員として塾の運営に乗り出すという人たちと、あくまで身分は学生で、卒業したら終わりというふうにやっている人たちの間で、小さいけど確実な亀裂が生じ始めていました。当然塾長は社員になるほうをかわいがります。辞める先生も何人か出始めてました。
そういう中で、なんと別事業に進出するといううわさが起きました。なんと魚屋をやるというのです。魚屋?!びっくりしませんか?サイドビジネスとして何かやるのはかまわないけど、何で魚屋なんだろうか。ノウハウも人もいないのに。
塾の先生間でも「この塾は危ない」「辞めたほうがいい」といって抜けていく人がいました。自分は、まだまだ末端のほうにいたので、詳細はわからず、ただ、塾長が授業にタッチしなくなった分だけ、自分が授業に深くのめりこむ状況になってました。月に200時間は入ったでしょうか。学校へいくのにもスーツで行って、そのまま学校がえりに塾に入るみたいなことをしてました。
この後話が急展開していきます。お楽しみに。