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米国小麦戦略

戦後の栄養改善運動が生活習慣病を蔓延させた真因だ!
「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活セミナーの要約

医療が進歩しても、健康が大ブームでも、生活習慣病を患って一生治療しながら亡くなる傾向は悪くなる一方で、人間ドックの異常者は何と89%です。時流に逆らって天寿まで、健康・豊か・幸せを願うあなただけを精一杯支援いたします。
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日本人は米国に餌付けされた事実がはっきり確認できました。

05年4月17日14:00、ぷららプラザ千葉で行われた鈴木猛夫さん
「アメリカ小麦戦略と日本の食生活」というセミナーを受講しました。
鈴木さんは昨年10月の異業種交流会でご縁があった食生活史研究家で、
「アメリカ小麦戦略」と日本人の食生活という本を書かれています。

20代で大病を患ってから食生活を変えて健康になり、食生活史を調べるようになったそうです。

1954年に施行されたPL480法(通称・余剰農産物処理法)の
の内容は闇に隠された真実・史実です。
1978年11月17日NHK特集「食卓のかげの星条旗・米と小麦の戦後史」と
して放映されたそうで、数年前の深夜に再放送されていました。
ビデオで見ましたが、NHKはしっかり取材していました。

米という自国でとれる立派な主食がありながら、減反してまで他国でとれた
小麦を主食として、国家が強制的に成長期の子供に食べさせている国は
世界中探しても日本しかありません。


大変残念なことは、医療が進歩しても、健康が大ブームでも、
国民の健康レベルは悪くなる一方です。
人間ドックでの異常者は年々増えて昨年は何と87%とボロボロで、
生活習慣病になって一生治療しながら亡くなることも死因統計上も
はっきりしていました。
この最大の原因は、戦後の間違った栄養改善運動により洗脳されて定着した
不健康を招く欧米型食生活です。


私も誰にも負けないほどの健康マニアですので、戦後の食生活が
欧米化した功罪を知っていましたが、巧妙に仕掛けられたアメリカの戦略だとは
知りませんでした。
これほど短期間に主食を変えるという食生活を激変させた民族は
地球の歴史上例がない真因がよくわかりました。

さらに77年のアメリカ上院栄養問題特別委員会(通称・マクガバンレポート)の警告を
無視し続けている理由もよく理解できました。


官民あげて栄養改善運動というもっともらしい名称の
食生活の歴史上に残る大プロジェクトを展開したのでした。
アメリカから豊富な活動資金を得て、高名な専門家集団を巻き込み、
あらゆる手段を使いながら
「米を食べると馬鹿になる」
「米食は早老、短命のもと」
「パンを食べないから身体が小さい」
「パンを食べないから戦争に負けた」
などのウソをついまくってまで国民を洗脳しました。

見事に大成功して、パン食(欧米食)はあっという間に定着、
今では米作農家の朝食にパンもめずらしくないそうです。

アメリカは、目的のためには手段を選ばない国だということが再確認できました。
逆に日本人は洗脳されやすい国民だということですね。

戦後復興のためにアメリカのPL480法(通称・余剰農産物処理法)を
受け入れたことはやむを得ない選択かも知れません。
しかし、77年のマクガバンレポートで欧米食は健康を損なう欠陥食だ
ということが解明されて日本も警告されたのに
無視し続けていることは許せません。
このレポートを受け入れると、ウソをついてまで洗脳してきた
戦後の栄養教育が間違いだったと白状しなくてはいけないので、
知らん顔を決め込んでいるのだろうと思います。
これはエイズ事件と同じ「不作為の罪」です。

健康オンチの国民は、喜んでパンを食べています。

今のままでは国は動かないので、早くこの間違った食生活に
気がついて日本人にとって世界一の長寿食・伝統的な日本食を
見直してできるところから取り入れることが大切です。


人は「食」と「心」でできています。
ヒトは食物から造られる以外の何者でもない(医聖・医学の祖 ヒポクラテス)
何を食べているかの食歴によって、あなたの健康状態は決まってきます。

食・栄養を真剣に探求していくと人生が変わります。


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PL480法関連の参考になるウェブサイト
国際農業交渉の史的考察 日本の通商戦略、開発援助戦略に示唆するもの
マックとマクドのグローカリズム
「アメリカがスポンサーとなった学校給食プログラムによって日本の児童がアメリカのミルクとパンを好むようになったことにより、日本がアメリカ農産物の最大の顧客となった」
武器としての食糧援助
「日本は単にその典型的な例というにとどまらず、『平和のための食糧』という名の投資の、呆れるほど見事な成功例の一つ」

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戦後の定着した洋食化が健康を害している。
50年間で糖尿病が50倍 毎年50万人ずつ増えている。
痛風が500万人。
ビタミンB1欠乏により脚気が潜在化している。

戦後50年間の栄養教育の根幹が崩壊する栄養学会最大のタブー
について暴露する。


大戦後6年間占領されて食料難。
29年に独立するも戦後復興はままならないという日本の事情があった。

アメリカは世界のパン籠といわれるほどで、連合軍の食料をまかなっていた。
戦後は、ヨーロッパ復興計画で大量の農産物を輸出していた。
50年からの朝鮮戦争でも兵食としてアメリカの農産物が大量に消費された。
ヨーロッパ復興計画が終り、朝鮮戦争が終結して大量のアメリカ農産物は行き場を失う。
大量の余剰農産物がでて、政府が借りる倉庫代だけでも1日2億円という危機的状態だった。

54年、アメリカはPL480法(通称・余剰農産物処理法)を成立させ、発展途上国に余剰農産物を輸出することにした。
骨子は、
1.アメリカ農産物をドルではなく、その国の通貨で購入でき、代金は後払いでよい
2.その国の政府がアメリカから代金後払いで受けいれた農産物を、その国で民間に売却した代金の一部はアメリカと協議の上、経済復興に使える
3.見返り資金の一部はアメリカがその国でのアメリカ農産物の宣伝、市場開拓費として自由に使える
4.アメリカ農産物の貧困層への援助及び学校給食への無償贈与ができる
という好条件だった。

当時の日本は、財政難で戦後復興もままならない時期であり、飛びついた。
総額600億円の余剰農産物を受け入れ、それを国内に販売、代金の7割を復興資金に当てられた。
残りは在日米軍基地の充実、自衛隊(保安隊からの格上が条件にもなった)の充実という軍備に当てられた。

アメリカの真の狙いは、日本人にアメリカ農産物を餌付けして永久にアメリカ農産物を買わせるためだった。
そのために市場開拓費を使って日本人の主食を米から麦(パン)へ転換させる大プロジェクトが遂行された。
栄養改善運動の3本柱は、
1.粉食(パン食)奨励 : 小麦(現代の輸入量600万トン)
2.畜産物奨励 : 家畜のエサとしてトウモロコシ(現代の輸入量1600万トン)、大豆
3.油脂奨励(フライパン運動、油いため運動) : トウモロコシ、大豆を搾れば油が取れる
今では小麦、トウモロコシ、大豆は9割を輸入に頼っている。

55年、日本はアメリカ提案による粉食奨励、定着化を図るための11の事業計画を作った。
金額の多い順に、
1.粉食奨励のための全国キャンペーン:1億3000万円
2.キッチンカー(料理講習車)製作、食材費用:6000万円
3.学校給食の普及拡大:5000万円
4.製パン技術者講習:4000万円
5.小麦粉製品のPR映画の製作、配給:3300万円
6.生活改善普及員が行う小麦粉料理講習会の補助:2200万円
7.全国の保健所にPR用展示物設置:2100万円
8.小麦食品の改良と新製品の開発費:2100万円
9.キッチンカー運用に必要なパンフレット等の作成費:1500万円
10.日本人の専任職員雇用:1200万円
11.食生活展示会開催:800万円
総額4億2000万円の資金がアメリカから日本に活動資金として渡され、日本人の主食を粒食(米)から粉食(パン)へと変える洗脳教育がスタートした。

学校給食でパン、ミルクに餌付けされた学童は一生パンを食べ続けるので、学校給食のパン、ミルクはアメリカから無償提供された。
パンとなるとおかずは、肉、タマゴ、牛乳、乳製品、油料理という欧米型食生活になっていった。
年間1人あたり150kg米を食べていた → 現在は60kgを切っている。
アメリカは日本人にパン食を餌付けすることに
呆れるほど見事に大成功した。


玄米、分つき米が一番よい。
戦前の法定米は7分つき米
白米は、粕と書いてカス
米+康=糠

サムズ准将のことば
第2次大戦は、パン食民族が優れているか、米食民族が優れているかの戦いだった。パン食民族が優れていることが証明された。

日本マクドナルド元会長・藤田田さんのことば
うちは子供達へ12歳までにマックの味を刷り込む

医療が進歩しても、健康が大ブームでも、生活習慣病を患って一生治療しながら亡くなる傾向は悪くなる一方で、人間ドックの異常者は何と89%です。時流に逆らって天寿まで、健康・豊か・幸せを願うあなただけを精一杯支援いたします。
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