牛乳の消費量の多い国ほど骨粗鬆症が多いことは、
知識のある健康マニアは知っています。
私は、9年前に知るまで好んで牛乳を飲んでいましたが、
知って調べてからは避けています。
牛乳は牛の赤ちゃんの食べもので、乳糖(ラクトース)を消化する酵素の
ラクターゼがほとんどない日本人の飲むものではありません。
私達日本人は豆乳を飲みましょう。
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牛乳ばかりたくさん飲んでも、骨のじょうぶな子供には育たないという研究論文が7日、米医学誌ペディアトリックスの3月号に掲載された。乳製品以外にもカルシウムの多く含まれる食事をバランスよくとり、適度に運動することが重要だという。
ワシントンにある「責任ある医療を求める医師会(PCRM)」は、カルシウム摂取と骨の強度の関係を調べた37の研究内容をまとめた。その結果27の研究が、牛乳を飲む量を増やしても骨の強化にはつながらないと結論していることが分かったという。
このことから、研究を主導したPCRMのエイミー・ラヌー会長は「乳製品の摂取量を増やせば、子供や若者の骨の石灰化が進むと主張するような栄養ガイドラインは、現存データに裏付けされていない」と話している。
PCRMの報告は、牛乳1カップと同量のカルシウム摂取源としてほかに、カルシウム強化オレンジジュース1カップ、ゆでたケールまたはカブラ菜1カップ、インスタントのオートミール2パック、豆腐2/3カップ、ブロッコリー1カップと2/3、などを例として挙げ、牛乳だけでなく多種多様な食品からカルシウムを摂取するよう提唱している。
また一部の研究は、カルシウムの摂取量を増やすよりも、適度な運動を続ける方が、じょうぶな骨づくりには効果的だと指摘している。
一方、米政府はこれまで、健康な骨づくりのと骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の予防を促進するため、1日あたりのカルシウム推奨摂取量を徐々に増やし、800―1300ミリグラムを主に乳製品から摂取するよう勧めてきた。
乳製品の摂取量は、米国児童の肥満増加とも関係しているとされている。米国の子供の食事の内、乳製品はエネルギー摂取量の18%、脂肪摂取量の25%を占めるとされる。
PCRMの論文についてコメンタリーを寄せているウィスコンシン大学マディソン校のフランク・グリーア教授は、児童の健康な骨づくりの理想的な方法は、しっかり運動することと1日最大1300ミリグラムのカルシウムを摂取することだと指摘。乳製品の過剰摂取だけでは骨の強化につながらないという論文の結論を支持する一方で、最も簡単なカルシウム摂取法はやはり乳製品なので、ビタミンDも豊富な低脂肪の乳製品を勧めている。
(出典:CNN)
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