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カテゴリ:食・栄養
人間の腸内にいる多様な細菌のバランスを保つことが、健康維持に重要な役割を果たすと言われています。いろいろな食材を少しずつ食べる和食のスタイルが、腸細菌のバランス維持に寄与しているそうで、専門家は「和食を多く取り入れると、肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防・改善に効果が期待できる」と話しています。
世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位なので、野菜も食べていません。 一人暮らし学生は、面倒、高いなどから4割が野菜食べないそうで、主要国で日本だけが減っています。さらに「私は野菜を摂れている」と回答しても8割超は不足という残念な現実も浮き彫りになっています。 日本人は先進国の中で心臓病による死亡率が低く、このことが長寿の一因となっています。これは和食による影響が大きく、さらに和食は倹約遺伝子により糖尿病を発症しやすい日本人の健康寿命を改善する作用があるそうです。日本ではあまり調査・研究されていないので具体的メニューとしては、マウス実験しかないようですが、昭和50年代のものがよいそうです。 また、日本人の健康寿命を短縮している疾患は、心疾患、脳卒中、糖尿病、骨粗鬆症、膝関節症、認知症、ガンだそうです。これは塩分の過剰摂取と慢性的なカルシウム不足や抗酸化物質の摂取不足が原因と言われていますので、うまくカバーするために地中海食のよさを加味するとさらによくなりそうです。 和食が世界文化遺産登録されても日本人の和食離れが進み、この遺産は相続拒否されていて食生活はドンドン不健康化しています。 そんなことから脂質摂取が過剰になり、食事がお菓子化しているおかしな国になり、さらに味付けも、食材も甘くなっているので、自業自得の結果としてさらに生活習慣病が増えるのは間違いないです。 アメリカからパン食を餌付けされた食料植民地となっていることに気づいて和食を見直す人が増えることを強く期待したいです。 厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、40~74歳の日本人の内、男性の約6割、女性の約4割が高血圧といわれていますので、塩分は1日6g未満に抑えたいです。 食事中の食塩の75%以上が、レストラン、加工食品やファーストフードなどに由来していると言われています。 新鮮でバランスのよい食品を選び、自分で調理することが、減塩の一番の方法だそうです。新鮮な食品には、ナトリウムの含有量は低く、調理するときに食塩の摂取量が確認できます。しかも、新鮮な野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれていて余分な塩分が排出されます。 そして、食事の外部化も進み、おふくろの味は袋の味に変わっています。 「家庭の味」遺産になる? 手作り減少 調理力と健康は強く相関していますので、国民の健康状態が悪化の一途の歯止めはかからないと危機感を強く感じます。 食育の重要性を訴えている服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應さんは産経新聞の取材で以下のようにコメントしています。 ・食育の重要性は1985年頃に気づいた。 ・新入学生に1週間の食事日記を提出させたら悪さにビックリ。 ・2年間で変えてやろうと、いろいろやって卒業時にまた調査したらわずか6%しか改善していない。 ・栄養士や調理師を目指す学生でこれなのに、試験は出来る ・3~8歳の間が特に重要で、厳しくしつけることが肝心。 子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン) 8歳までの食暦と躾が人生を決めてしまうわけですね。 2011年国民健康・栄養調査結果の概要 1977年に発表され、世界の健康政策の原典と言われているアメリカ上院栄養問題特別委員会報告書(通称マクガバンレポート)によれば世界最高の長寿食は、伝統的日本食です。 食事改善のコツはパン→ごはん、ラーメン→そば、スパゲティ→うどん、ケーキ→まんじゅう、ミルク→豆乳のように、カタカナ食品からひらがな食品にすることで、少しもむずかしくありません。 ごはんは、私は玄米ですが好き嫌いがあるので、白米ともち麦を半々に混ぜた麦飯をおすすめします。 おかずは、まごわやさしいさにしてよく噛んで楽しく食べたいものです。 ま:大豆、あずきなど豆類のこと。タンパク質、マグネシウムの摂取に ご:ゴマ ナッツ クルミ アーモンドのこと。不飽和脂肪酸・ビタミンEの摂取に わ:わかめ コンブ のりなどのこと。ヨード、カルシウムの摂取に や:野菜、根菜のこと。ベータカロチン、ビタミンCの摂取に さ:魚のこと。タンパク質、オメガ3系脂肪酸、亜鉛の摂取に し: しいたけ、しめじなどきのこ類のこと。多糖類、食物繊維の摂取に い:じゃがいも、さつまいもなどイモ類のこと。食物繊維、炭水化物の摂取に さ:サプリメントのこと。欧米では総合ビタミン・ミネラル剤はおかずの一つとして定着 食・栄養を改善して必須栄養素の種類と量を理想に近づけて抗酸化力を高めると体調は劇的によくなるので、喜ばれています。 ****************************【以下転載】**************************** 人間の腸内にいる多様な細菌のバランスを保つことが、健康維持に重要な役割を果たすことが知られている。そうした中、いろいろな食材を少しずつ食べる和食のスタイルが、腸内細菌のバランス維持に寄与していることが最近の研究で分かった。専門家は「和食を多く取り入れると、肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防・改善に効果が期待できる」と話している。 臓器の負荷軽減 東北大大学院農学研究科の都築毅准教授は、食事を取った際、体の中で食材ごとに消化・吸収のために働く部分や経路が異なるメカニズムに着目した研究を行った。その結果、少量ずつ多種類の食材を取ると、異なる消化・吸収機構で処理され、特定の臓器への負担が減少することを突き止めた。 いろいろな食材を少しずつ取るには、サバのみそ煮、五目豆、ハクサイとワカメのすまし汁にご飯といった伝統的な和食のメニューが理想という。 都築准教授は新著「昭和50年の食事で、その腹は引っ込む」(講談社)の中で、こうしたメニューはかつて、日本の多くの家庭で日常的に食卓に上っていたことを紹介している。 「伝統的な和食は、消化・吸収機構にとって大きなメリットがあるだけではない。特定の栄養素に偏らず、脂肪の取り過ぎも防げる」と都築准教授。高脂肪食が主な原因となっているメタボや糖尿病など生活習慣病の予防が期待できるという。 生関係を維持 腸内細菌と病気の関係に詳しい慶応大医学部微生物学・免疫学教室の本田賢也教授も「細菌によって餌となる栄養素が違うのだから、多種類の食材を摂取するのがよい」と指摘する。 本田教授によると、腸内には1千種類、100兆もの細菌がいる。重さ1キロにも上り、総称して腸内細菌叢(そう)と呼ばれる。 「腸内細菌叢の共生関係のバランスを保つことが大切。しかし、種類の少ないおかずや同じメニューの食事ばかりを続けると、特定の細菌にだけ餌が与えられることになり、バランスが崩れてしまう」。そうなると、肥満やメタボのほか、アレルギーなどの免疫疾患につながることもあるという。 腸内の細菌の中でも“悪玉菌”に対しては餌を与えず減らした方がいいようにも思える。しかし、「単独では悪玉に見えても、周囲の菌との共生によって善玉の働きをしていることもある。多種類の菌を保つことが何より重要」という。 多種類の菌に効率的に餌を行き渡らせることができる和食。それに対し、欧米型の高脂肪食は「肥満を起こす細菌が増えていく」。 忙しい現代人が「いろいろなものを少しずつ」という食事を取るのはなかなか難しい。都築准教授は「牛丼ならば大盛りをやめてその分、卵やサラダを注文するとよい。ラーメンならトッピングの種類を増やす方法がある」と外食時のメニューの選び方をアドバイスしている。 ■新たな細菌の働きに注目 腸内細菌の働きに着目した研究は世界でも注目されている。食べ過ぎや運動不足だけでなく、腸内細菌が肥満の原因となることを突き止めたのは、米ワシントン大のジェフリー・ゴードン博士らの研究だ。米科学誌サイエンスに論文が掲載された。 産経新聞は昨年5月、「肥満 第3の要因に『腸内細菌の変化』」の見出しで詳報。今年に入り、テレビ番組でも「驚異の細菌パワー」などと紹介された。 (出典:産経新聞) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015/03/11 05:18:17 AM
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