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カテゴリ:タバコ
受動喫煙は、ガン、心筋梗塞や脳卒中など年間7000人近くの日本人の死亡原因となっている他殺行為であり、禁煙後進国の日本も速やかな受動喫煙対策が望まれます。
また最近では、受動喫煙の数倍から数十倍の悪影響がある3次喫煙が心配されてきました。 職場で禁煙・分煙を希望している人が81%、職場やレストランなどでの全面禁煙の義務化には62%が賛成するなど国民の受動喫煙防止の意識は高いのに国の禁煙政策は遅れに遅れています。 喫煙は何一つよいことはありませんが、悪いことは次々と見つかっています。記憶・言語・認知などの重要な思考プロセスを司っている大脳皮質を破壊することがわかったそうで、認知症にもなりやすいわけです。 また、喫煙は免疫システム全体に重大な悪影響を及ぼし、免疫機能が低下するそうです。詳しく調べるとDNAのあちこちが切断されているので、まさに百害あって一利なしです。喫煙の影響はDNAを通じて子孫にまで及び、喫煙者の子孫は生まれつき免疫機能が低下して病気に罹りやすくなるわけです。 日本は在日欧米人から喫煙天国と揶揄されるほどの禁煙後進国です。 喫煙は様々な病気の原因になっています。 ◆喫煙と関連する病気 口腔(こうくう)咽頭がん、喉頭がん、食道がん、気道・気管支・肺がん、急性骨髄性白血病、胃がん、肝臓がん、膵臓(すいぞう)がん、腎臓・尿管がん、子宮がん、膀胱(ぼうこう)がん、大腸がん 脳卒中、失明、記憶障害、神経障害、認知症、白内障、加齢黄斑変性、妊娠中の喫煙による先天性口唇・口蓋裂(こうがいれつ)、歯周病、大動脈瘤(りゅう)、若年成人期からの腹部大動脈の硬化、冠動脈疾患、肺炎、動脈硬化性末梢動脈疾患、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患、結核、喘息(ぜんそく)、その他の呼吸器疾患、糖尿病、女性の生殖機能の低下(妊孕性=にんようせい、妊娠しやすさ=の低下など)、大腿骨近位部骨折、異所性妊娠(子宮外妊娠)、関節リウマチ、免疫機能への影響、健康状態全般の悪化、全身に蓄積 ◆受動喫煙と関連する病気 子供:中耳の病気、呼吸器症状、肺機能の悪化、下部呼吸器疾患、SIDS 大人:脳卒中、鼻の刺激症状、肺がん、冠動脈疾患、女性の生殖機能の低下(低出生体重) また、新たな脅威として話題のPM2.5よりも喫煙、受動喫煙の方がはるかに恐ろしいそうです。 PM2.5や黄砂、放射線被曝リスクを懸念する喫煙者は、自身の喫煙の方がはるかに悪いと気づき、他殺行為になる人前での喫煙などはご遠慮いただきたいと強くお願いしたいです。 さらに、20歳から70歳までの50年間タバコを吸い続けた場合、タバコ代とタバコを吸うことによって生じる諸費用(医療費やコーヒーなどの嗜好品費)の総額は、1600万円前後になるそうで、高額ですね。 タバコも酒も女性の方が悪影響が強く出ますが、日本は若い女性の喫煙率が増えている異常国です。 受動喫煙は全員が大きな迷惑ですが、最大の被害者は逃げられない胎児です。 残念なことに最近の環境省の33,000人の妊婦を対象にした調査で、全体の5%が妊娠中も喫煙を続け、4%が飲酒しています。 喫煙は24歳以下の妊婦では1割にもなるそうです。 子供の運命は常にその母が創る(ナポレオン) また、たばこ1本で寿命は14.4分短くなるという研究結果が発表されていますが、同様の研究発表で、アルコール依存症が20年早死にする研究結果もあり、合わせれば30年も早死にするので長生きはリスクだと感じている人には吉報かも知れません。 ・「長生きしたくない」老後不安の未婚者 ・「長生きは不安」9割 「長生きはリスク」7割 理由は経済と健康 ・「長生きは不安」8割超 若年男性 日本の禁煙政策を牛歩以下にしている本音は、国民の今以上の長寿を望んでいないからでしょう。 1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた 1.健康を大切にしなかったこと 2.たばこをやめなかったこと と禁煙は第2位に出てきます。 なるべくうまく卒煙したい人は、「禁煙セラピー 読むだけで絶対やめられる」という本をおすすめします。 世界15ヵ国で翻訳され、イギリス、ドイツ、オランダで毎年ベストセラー、読むだけで90%の人がやめられるという話題の本であり、私の周りではこの本で7割が楽に卒煙しています。 卒煙すると毎日毎日がとても快適になり、もっと早く卒煙すればよかったと感じると思います。 私のライフワーク:質の高い健康とより幸福・豊かな人生を実現するお手伝い。 私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。 ・たばこと健康に関する情報ページ(厚生労働省) ・禁煙治療に保険が使える医療機関情報(日本禁煙学会) ・タバコ会社の本音 ・タバコの生涯コスト1600万! 効果満点の「リセット禁煙」とは 関連ブログ 新しい順 歯周病リスク、受動喫煙が喫煙より高い数値 男性に顕著な傾向 超危険「3次喫煙」とは? 受動喫煙の数倍から数十倍の影響あり たばこ「万病のもと」 喫煙との関連解明進む 膀胱がんにも影響 糖尿病リスク1.34倍 禁煙開始の新しいきっかけとは? 彼らが禁煙を始めた理由の上位3位は? 煙たがられる時代 最大の中毒問題は「たばこと酒」、初めて世界統計がまとまる 喫煙は脳の大脳皮質を損傷させ、脳の老化を早める 死よりも恐ろしい病気!? たばこの警告文を「肺気腫」から「COPD」に! 喫煙を科学するータバコがなぜ体に悪いのか、細胞、遺伝子レベルで解明する 米国のがん死亡の30%は喫煙が原因 ****************************【以下転載】**************************** たばこが体に良くないことは、たばこを吸っている人も知っているだろう。ところが、たばこに含まれるニコチンは麻薬と同じくらい依存性がある薬物成分で、一度吸い始めるとやめるのはとても難しいとされている。 実は最近、このニコチンを分解する酵素が発見された。将来、禁煙を助ける薬が開発できるかもしれないという。 たばこの害とは 200種類以上の有害物質が含まれる たばこの煙には4,000種類以上もの化学物質が含まれおり、そのうち200以上には発がん性など有害な作用があるという。 たばことの関係が疑われる病気には、肺がんのような「がん」のほか、狭心症・心筋梗塞などのような心臓の病気、胃・十二指腸潰瘍などの消化器系の病気、慢性気管支炎などの呼吸器の病気があり、自分が吸わなくても他人のたばこの煙を吸い込むこと(受動喫煙)でも影響があることが分かっている。 たばこはなぜやめられないのか そのワケは 禁煙するとこれらの病気になるリスクを減らすことができるのだが、たばこをやめるのは簡単ではない。 たばこを吸うと血液中のニコチン濃度が上がり、脳内でドーパミンという快楽に関わる物質が分泌されて爽快な気分になる。ところが、約30分たって血液中のニコチンの濃度が減少してくると、イライラや不快感、落ち着かないなどの禁断症状が現れ、再びたばこを吸ってしまう。 禁煙が成功するかどうかは、この禁断症状を乗り越えられるかどうかで決まるといってよいだろう。 ニコチンが完全に体から抜けるのは禁煙してから48~72時間後といわれており、このころが禁断症状のピークとなる。 禁煙補助の薬を使用しても、成功率は低いまま ニコチンを含んだ皮膚に貼る薬やガムを使用すると、イライラなどのニコチン切れの症状を和らげることができ、また、たばこを吸いたい気持ちを抑える薬もある。 しかし、アメリカの統計によると、これらの禁煙を助ける薬などを使っても禁煙の成功率は低く、禁煙が1年間継続できたのは15~30%にすぎないという。 ニコチンを分解する酵素でたばこが止められるか アメリカのスクリプス研究所は、既にたばこなどを分解することが知られているシュードモナス・プチダ(Pseudomonas putida)という細菌の酵素「NicA2」を使用した実験を行った。血液中の成分である血清にたばこ1本分のニコチンを混ぜ、そこにこの酵素を加えたところ、ニコチンが分解され始め、半減期が2-3時間から9-15分になった。 この酵素が禁煙を助ける薬として使用できるかどうかを調べるため、安定性を試す実験も行われたが、人の血清の中で3日間はこの酵素が安定した状態を保っており、また、マウスに酵素を与えたところ明らかな副作用は見られなかったことから、人の薬として開発できる可能性があるという。 体内のニコチンを早く分解することができれば、つらい禁断症状を乗り越えやすくなるだろう。現在はまだ開発の初期段階というが、たばこを吸いたい気持ちを抑える画期的な方法としてさらなる研究が進むことが期待される。 (出典:CIRCL) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015/09/20 10:09:18 PM
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