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カテゴリ:病気・医療関連
日本骨粗鬆症学会によると、2005年度で骨粗鬆症患者が総人口の約1割、約1280万人を超え、40代女性の4人に1人にもなり、現在では予備軍まで含めると患者数は2000万人超に及ぶそうです。
そして、骨粗鬆症に関しても予防と治療が普及していないので、骨粗鬆症による骨折が先進国で唯一増え続けている深刻な現実が分かっています。 最近では高齢者ばかりでなく、子供や若者の骨折が増え、独立行政法人日本スポーツ振興センターのデータによると、子供の骨折発生率は、2011年度には40年前の約2.5倍、20年前の約1.5倍に増えているそうです。 専門医は加齢による骨量の低下は避けられないと口を揃えますが、加齢しても骨量は簡単に増やせました。 寝たきりになると骨量は著しく減りますが、それでも骨量は簡単に増やすことができたのは母などで経験しました。 2013年4月からはじまった第4次国民健康づくり政策・第2次健康日本21は、健康寿命の延伸に重要な新・国民病として「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」が目玉政策になり、骨粗鬆症はロコモ予防にも重要なのは50代以上の半数がロコモ予備軍=寝たきり予備軍だからです。 また、骨=カルシウム=牛乳という神話からも覚醒したいですね。 牛乳・乳製品の消費量の多い国ほど骨粗鬆症は多いそうで、「葬られた「第二のマクガバン報告」」によればガンリスクも増えるそうです。 牛乳を避けている数年前の私のデータ 日本は平均寿命こそ世界一ですが、国民の約7割は岩盤のような健康管理無関心層(筑波大大学院・久野譜也教授)で、2014年厚生労働白書によると健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうです。そんなことから日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位で、驚くほど低率です。 健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。 世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の健康オンチ国です。 厚生労働省の調査によれば、運動など健康増進の習慣がある人は男女とも3割にとどまり、健康のために出費してもよいと考える金額の平均はわずか月3000円と驚くほど低額です。 また、医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。 ・今日が一番若い ・予防に1ドル投資すると医療費が3.27ドル減り、生産性が2.73ドル向上する。(ハーバード大学) ・やる気よりやること。やる気があるだけではやらないのと同じです。行動こそが勝負です。(百寿医師・日野原重明先生) ・運動をする時間がないと考えている人たちは、遅かれ早かれ病気のための時間を見つけなければならなくなる。(エドワード・スタンリー伯爵) ・健康こそ最大の資産であり、史上最高の投資である (リチャード・ブランソン:ヴァージングループ会長) ・健康な身体を維持する意志力がないということは、人生を左右する重要な状況において、積極的心構えを維持する力にも欠ける。(ナポレオン・ヒル) ****************************【以下転載】**************************** 骨がスポンジのようにスカスカの状態になって骨折しやすくなる骨粗鬆症。いちど発症すると治りにくいことで知られている。ホルモンなどの関係で、閉経後の女性に多い疾患だ。特に高齢者が骨粗鬆症になると、ちょっとした転倒で大腿骨を骨折し、そのまま寝たきりになる可能性がある。 この骨粗鬆症の予防と啓発のために「世界骨粗鬆症デー」が毎年10月20日に制定され、国際骨粗鬆症財団など専門機関が世界各国で啓発のための活動を展開している。日本では公益社団法人骨粗鬆症財団が、東京でセミナーを開催している。 そこで発表された内容は、医療先進国と言われる日本なのに、骨粗鬆症に関しては予防と治療が普及していないという深刻な現実だった。骨粗鬆症による骨折が、先進国の中で唯一増え続けているのだ。 骨粗鬆症は生活習慣病の合併症としても発症する 骨粗鬆症は、その言葉を知らぬ人がいないほど知名度のある疾患だ。骨粗鬆症にならないように運動をしましょう、カルシウムを取りましょう、という啓発はしっかりと根付いているはず。なぜ先進国で、最も骨粗鬆症の予防ができていない国になっているのか? その理由の一つが、骨粗鬆症についての医学情報不足がある。「閉経後の女性に起こりやすい」のは事実だが、これが「閉経後の女性にしか発症しない」と誤解されているのだ。 最近の研究によると、動脈硬化、糖尿病、脳血管疾患などの生活習慣病の合併症としても発症するという臨床報告が出ている。決して、閉経後の女性だけの疾患ではない。骨が脆くなってしまうという症状を聞いた時、多くの人は直感的に、生活習慣病を疑うはず。しかし、そのことから目をそらしているのかもしれない。したがって予防への意識が薄くなってしまう。 高齢女性の骨粗鬆症検診の実施率は4.4% 骨粗鬆症の治療が遅れてしまう理由の二つ目が、この疾患が「無症状」だからだ。骨折するまで、自覚症状がない。自分の足で歩いていて、骨がスカスカになっていると自覚することは不可能だ。 そして、自覚症状がないゆえに、多くの人は「私は骨粗鬆症になるような食事をしていないし、それなりに運動をしている」と考えてしまい、治療から遠ざかってしまうわけだ。そうはいっても、ある調査によると、回答者の約70%は「いつか自分は骨折するかもしれない」と回答しており、骨粗鬆症へのリスクは感じているのだ。 骨粗鬆症の専門家によると、日本では骨粗鬆症検診の実施率が高くないとのこと。全国の骨粗鬆症検診の実施率は約60%。この数字を見ると、かなり普及しており、骨粗鬆症への意識が高いように感じる。しかし、骨粗鬆症のリスクの高い高齢女性では、受検率は4.4%という低い数字に留まっているのだ。 これでは骨粗鬆症になっていても、治療に結びつくことは難しい。前述したように、骨粗鬆症は無症状が特徴だからなおさらだ。 カルシウムの摂取量は1日あたり700~800mg程度で十分 骨粗鬆症の予防には、カルシウムを効率的に摂取することが必要だ。この知識はかなり普及し、骨粗鬆症の予防のために毎日カルシウム・サプリメントをとっているという人は増えている。 カルシウム・サプリメントが骨粗鬆症の予防にどれくらい効果があるのか? 最新の研究結果が、ニュージーランドの大学で発表されている。それによると、食事やサプリメントでカルシウムの摂取量を増やしても、骨折の予防にはあまり効果がないという衝撃的なものだった。カルシウム摂取量が増えれば骨粗鬆症による骨折が予防できるという有力なエビデンスは、まだ見つかっていないのだ。 カルシウムのサプリは、まったくの無駄なのか? たしかに骨密度は高まるが、その度合いはわずかでしかない。残念ながら、サプリメントによって骨折予防になるとは言えないというのが、現時点での医学の結論なのだ。毎日のカルシウムの摂取量は、1日あたり700~800mg程度で十分と、スウェーデンの研究者は報告している。 骨粗鬆症が、生活習慣に根ざした疾患であることは明らかだ。生活習慣病には特効薬はない。健康な生活をおくるために、適切な食事と運動、そして早期発見のための検診受診と、早期治療が必要だ。骨粗鬆症の予防と治療も、三大疾患(がん、心臓病、脳血管疾患)と同じように、健康リスクの一つとして向き合うことが求められている。 (出典:ヘルスプレス) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015/11/29 05:04:35 AM
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