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日本は世界的に見ても酒の規制が極めて少ない飲酒天国ですが、4月1日に厚労省にアルコール健康障害対策推進室が新設され、国際的に広がるアルコール規制を日本でも推進するようです。
各国が取り組む酒害対策の例としては「酒の安売り禁止」「飲食店での飲み放題禁止」「酒類の広告規制」などをあげ、酒税の引き上げ、公共の場所での販売規制などが推奨されています。
アルコールにも賛否があり、適量有益説に否定的な研究報告が相次いで発表されていますが、
リスク評価ではアルコール、タバコ、大麻の順という研究報告があり、飲酒国際同盟がアルコールの害への取り組みに力を入れているそうです。
最近では女性も男性に引けを取らずアルコールを摂取しているので、女性のアルコール依存症が急増しているそうです。
女性は、男性ほどアルコールに強くないのは、水分率に比べて脂肪率が高いためアルコールが体内により濃縮されて残ってしまう。女性は男性よりも肝臓が小さく、アルコールを無害なものに分解するのが大変なことがあげられています。
市民のためのお酒とアルコール依存症を理解するためのガイドライン
日本も2014年6月から
「アルコール健康障害対策基本法」が施行され、国も対策に乗り出し、具体策がだされました。
目標値として定められた「生活習慣病のリスクを高める量」は、1日当たりの純アルコール摂取量が男性40g以上、女性20g以上で、この量はビールに換算して、男性で1日当たり1リットル、女性では500ミリリットルとなっています。
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男性の4割が問題飲酒の恐れ 20~50代、有病リスク高く
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急増する女性のアルコール依存症
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適度な飲酒は「百薬の長」でもないらしい
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「酒は百薬の長」を否定する解析結果 適度の飲酒でも寿命延びず?
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酒は毒? 薬? アルコールの摂取で脳が縮む! 生涯の総飲酒量が脳の萎縮に影響
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禁酒がもたらす健康効果:お酒をやめて30日間で起きる9つのこと
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アルコールで肝障害250万人、肝硬変4万8000人! 肝がんの死者は3万1000人!
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「酒やたばこを、違法ドラッグと同列に考えよ」 アルコールは高リスク
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「1日缶ビール1缶程度なら有益」誤りか?
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アルコール摂取が及ぼす怖い影響 筋肉を破壊、遺伝子にも影響
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増え続けるアルコール依存症 女性が急増
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適量の飲酒も体に良くない、定説に疑問
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飲酒はたばこに次ぐ発がんの要因 お酒は1合まで
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女性のアルコール依存が深刻化 断酒の支援、重要に
適量も諸説ありますが、量ばかりでなく頻度にも配慮が必要で、
週に3~5日の「休肝日」がアルコール性肝臓病を予防するために効果的だそうです。
適量のアルコールで健康効果を得られる人は15%説があり、アルコール有益説はドンドン追い詰められているようで、私も酒を飲む機会や量はさらに減しています。
世界的にアルコールの健康への影響が注目されていますが、「アルコール摂取はやめた方がいい」理由が6つあげられています。
・運動効果が台無しに
・遺伝子に悪影響
・肥満の原因
・女性の方がリスクが高い
・高血圧の原因
・疲れがとれない
2013年の厚生労働省の飲酒習慣調査によると、アルコール依存症の患者数は推計109万人で、10年前より29万人増加し、65歳以上の高齢者患者が急増しているそうです。女性患者は10年前より2倍近く増加して推計14万人にもなったそうです。
最近ではランチの時にワインや生ビールを何杯も飲んでいる女性をかなり見かけますが、女性は男性に比べてアルコール依存症になりやすく、
脳へのダメージは男性より3倍早いそうです。
アルコールは、過剰摂取に起因する生活習慣病やアルコール依存症などを除けば、脳への直接的リスクは、適量であればそれほど高くないとは言えても、生涯に飲むアルコール総量が脳の委縮と強く相関し、認知症やうつ病のリスクが増えるそうです。
そして脳内の神経細胞は、一度死滅すると元の大きさに戻ることはないそうです。
世界保健機関(WHO)によると、世界で330万人がアルコール乱用が原因で死亡し、20~39歳の若い世代でも全死亡のおよそ25%がアルコールが影響すると報告しています。
WHOは、アルコールは脂肪肝や肝硬変といった肝機能障害をはじめ、高血圧、食道がんなどのがん、不整脈・心不全などの心臓病などの原因になり、さらにアルコールは脳の神経細胞を破壊し、脳の萎縮や機能障害をまねくおそれがあると報告しています。
これらの疾患の多くは、運動によって改善が可能だそうです。
飲酒の適量は諸説ありますが、
飲酒は適量を守り、休肝日を設け、食生活に留意して、適度な運動をする。これが14万人を対象に、長期に渡って追跡を続けた結果から導かれた、「健康であり続けながら、長く、楽しく酒と付き合い続ける」ための秘訣だそうです。
禁酒がもたらす健康効果:お酒をやめて30日間で起きる9つのこと
一般男女の飲酒率は7割程度ですが、医師は85%、薬剤師は75%、栄養士は59%で、2014年より増え、医師の27%、薬剤師の22%、栄養士の7%がほぼ毎日飲んでいるそうで、
日本の医師の4人に1人がアルコール依存だという信じられない驚きの調査結果があります。
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医師の半数が「常用薬あり」の病人(2014年日経メディカル調査)
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医師の8割が“不養生”を自覚 「自分の健康に注意する時間と心の余裕がない」
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医師の乱れた食習慣の実態 やめられないジャンクフード、菓子と酒
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医師の不養生 運動する時間があれば眠りたい 過労が運動不足を生む悪循環
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医師の4人に1人がアルコール依存
米国では、アルコールが原因の死者が年間約9万人に上り、アルコール消費金額と同額の経済損失があるという調査結果が発表されています。
日本も2014年6月から
「アルコール健康障害対策基本法」が施行され、国も対策に乗り出しています。
・WHO「
アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」
英国では以前からアルコールに厳しい報告が続いています。
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適量の飲酒も体に良くない、定説に疑問
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アルコールはコカインやヘロインより危険
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英国の適量研究結果では1日5g説
が発表され、1日5gだと以下のいずれかの量になります。
・ビール:100ml
・ワイン:35ml
・日本酒:33ml
・焼酎:20ml
・ウイスキー:10ml
日本人は英国人よりアルコールに弱いので適量はさらに少ないかも知れません。
飲酒はタバコに次ぐ発ガンの要因で、日本酒を毎日4合飲む日本人男性は、大腸ガンになるリスクが3倍になるそうです。
お酒が「百薬の長」になるのは、少量なので飲酒は大きな健康リスクであり、飲んで顔が赤くなるのは発ガン物質が体内にたまっている目印だそうです。
WHO(世界保健機関)が作成した評価法
「アルコール使用障害同定テスト」(AUDIT)
WHOはアルコール規制強化を表明しています。
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私が発明しているのは、「人類を救う宇宙人」であるという可能性です。
WHO(世界保健機関)が作成した評価法
「アルコール使用障害同定テスト」(AUDIT)
「適正飲酒の10か条」
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【以下転載】****************************
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「タバコの次は飲酒規制だ」──厚労省内部からそんな声が聞こえてきた。同省は飲食店や公共の場所での喫煙を全面禁止する受動喫煙防止法案(健康増進法改正案原案)を3月にまとめ、今国会での成立を目指している。打撃を受ける飲食店や旅館業は反対を訴えているが、厚労省は「屋内全面禁煙は東京五輪に向けた国際公約」として押し切る構えを崩していない。
その次に狙っているのが酒の販売から飲酒まで制限するアルコール規制なのだ。日本は世界的に見ても酒の規制が極めて少ない“呑んべぇ天国”だが、「まさか日本に禁酒法の時代が来るわけがない」とタカをくくって花見酒に浮かれていると痛い目を見る。
国民が例年より遅い桜の開花を待ちわびていた4月1日、厚労省に「アルコール健康障害対策推進室」という部署が新設された。国際的に広がるアルコール規制を日本でも推進するためだ。
タバコ規制と並んでアルコール規制は世界的な流れ。喫煙禁止の動きが急速に強まったのは、2003年のWHO(国際保健機関)総会で採択された「たばこ規制枠組条約」がきっかけだったが、アルコールについてもWHOは「世界で毎年約330万人が死亡している」として2010年に「アルコールの有害な使用を減らすための世界戦略」を採択した。
その中で各国が取り組む酒害対策の例として「酒の安売り禁止」「飲食店での飲み放題禁止」「酒類の広告規制」などをあげ、酒の値段の引き上げ(酒税の税率アップ)、公共の場所での販売規制などが推奨されている。
すでに世界では欧米はじめ、シンガポール、インド、タイなどアジア諸国にも規制の動きが急速に広がっている。日本も2013年に「アルコール健康障害対策基本法」を制定し、アルコール健康障害対策基本計画をまとめた。これは依存症対策などが中心だが、政府はそれに関連して昨年5月に改正酒税法を成立させ、ディスカウント店などの酒の「過剰な安売り」の規制に乗り出した。
広告を規制し、高い税率を課して価格を大幅にあげ、段階的に販売を規制していこうというのはまさにタバコ規制と同じやり方だ。
(出典:NEWSポストセブン)