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カテゴリ:その他のTVドラマ(感想)
4月から始まったNHKの新ドラマ『ダメージ』は、1話の間に現在と過去が同時進行し、次第にそれが一点に収束していく演出を取っており、とてもエキサイティングで、挿入されるシーンの意味合いが前後のシーンが異なることによって、全く別の意味を持ってしまうため最後まで何が真実なのか判りませんでした。
そのために録画も残して何度も何度も見直すほどのめり込みました。 最終回の"Because I Know Patty"では、始めに持った疑問がどこまで明らかにされるか、楽しみにしていたのですが…(以下ネタバレ) とにかく判ったようで判らない終わり方。 一応パティが地区検事を脅して(?)エレンに対する容疑は取り下げられ、決着がついたはずなのに、逆に謎だらけです。まず、 ・エレンを追っていたFBI2人組はパティの犯罪に触れる行為、過去などをずっと調べていた。そのためにいつからか判らないがナイ弁護士に接触していた。 ・エレンはFBIからパティを検挙するために、引き続き事務所に残って情報提供者になって欲しいと言われ、承諾する。 ・パティには35年前に死産した女の子がいて、フィスクが自殺した後別荘へ行き、その後35年ぶりに墓参りをしていた。 ・フロビシャーを告発するグレゴリーのビデオはパティの手から地区検事の手に渡った。フロビシャーと交わした約束やビデオの所在は、マーシャルやトムは知らない。 明らかに言えるのはこの辺まで。あとは疑問が山盛りです。 ・リックと呼ばれる暗殺者(フロビシャーの汚れ仕事をする男)は本当に刑事なのか? ・デイヴィッドが殺害された時にドアマンはリックたちを目撃していないのか? ・パティのアパートでエレンを襲ったスーツの男は誰なのか?誰の命令だったのか?本来何の目的で侵入したのか? ・その犯行現場の後片付けを指示したのはパティなのか?それとも爺やのピートなのか? ・パティはなぜエレンにアパートに泊まるように頼んだのか?なぜ、息子がその夜に戻ってきたことをヒューズ夫妻は叱ったのか? ・別荘でパティは何を恐れ涙を流していたのか? ・トムがパティのアパートで手に入れた血痕はどうなったのか? ・フロビシャーの命は助かるのか?死んでしまったら訴訟団との和解はどうなるのか? ・フィスクが自殺した経緯(グレゴリーとの件でパティが脅したこと)は明らかになるのか? etc. 「あなたが気に入ったの。戻ってきて」というパティの本心は、やはり秘密(フィスクの件)を共有したエレンを手放せないということでしょうね。 デイヴィッド殺害の捜査が進展することを望みますが、FBIに情報をリークする予定のエレンがパティをどこまで追いつめられるのか、また逆に危険な目に遭うのかどうかというのも気になるところです。 これらは全て始めから織り込み済みの事案なのでしょうね。ということは、最後まで、少なくともシーズン3まで見ないと解決しないのでしょうね。 改めて第1話を見ると、エンディングでピート爺にケイティの犬を殺させていたことが判りますが、それと最終回の水際のパティの姿が重なって、やはりパティはとてつもなくイーブルだということが感じられました。 とりあえず、シーズン2以降も放送されることを望みます。 DVDについては、第1巻とその後が別売となっていますのでご注意下さい。この記事を読んで買う気がなくなりませんように。(爆) カクテキさんのブログ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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