テーマ:トレイダー(465)
カテゴリ:投資先あれこれ
ヘッジファンドも真っ青の、表題のような投資が存在すると言ったら信じられるだろうか?
「ウッソ~!」 「インチキ臭い!」 「騙されるゾ!」 というのが大方の反応ではなかろうか? しかし、これは本当に存在するのだ。その名は「小規模企業共済」。中小企業基盤整備機構と言うレッキとした公的機関による運営の積立型貯蓄である。 限度額は月7万円と少ないが、夫婦二人で加入すれば年168万円の積立が可能。そして表面利回り(予定利率)は「1%」。早期中途解約しない限り元本割れの心配はない。 「たった1%?って、冒頭の43%って話はどうなったんだ??」 そう、実はここからが本題。 1%が43%に化けるヒミツとは、ずばり「所得控除」である。 この共済の掛け金は全額、所得控除の対象となるのである 所得が下がると当然税額も下がるので、実質収入がアップする どの位税額が下がるかと言うと、パンフレットに書かれているものを引用する。限度額の年84万円を積み立てた場合の減税額は、課税所得に応じて、 課税所得200万 → 102,900円 課税所得400万 → 199,600円 課税所得600万 → 218,400円 課税所得800万 → 247,600円 課税所得1000万 → 361,200円 つまり84万円の投資に対し、運用利回りを除く節税分だけで上記金額だけの「リターン」があるということになる。元本の84万で割ると投資利回りが算出され、 課税所得200万 → 12% 課税所得400万 → 24% 課税所得600万 → 26% 課税所得800万 → 30% 課税所得1000万 → 43% という訳 ただし、課税所得1000万ってのは給与所得なら1600万以上に相当するので、相当な高給取りでないと43%の利回りは得られない。でも、43%は無理でも、年12%だって十分にオイシイ投資だと思う。何たって元本保証ノーリスクだからシャープレシオだって無限大?? ちなみに、国民年金基金or個人用DC年金でも(収入が高ければ)同じような節税効果が得られる。ウチは脱サラ後、夫婦でDC枠目一杯(年160万)をTOPIXインデックスfundにつぎ込んでいたので、節税+最近の株高のおかげで利回りは運用資産中トップかも知れない? なお、小規模企業共済も国民年金基金も加入資格は自営業と会社役員に限られるので、一般のサラリーマンは対象外。いろいろ調べてみると自営業者にはこういう隠されたオイシイ話がゴロゴロしており、これだけでも脱サラの価値あり?? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月24日 15時22分04秒
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