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2006年12月10日
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今回は、私たちWHAの中で起こった不思議だけど素敵なお話しです。

それは、7月6日に患者さんから送られてきた1通のファックスから
始まりました。私は内容を読むと、すぐに下記のようなお願いをWHAの
メーリングリストに流しました。


******************************
助けてください。

明日7月7日10時に、新潟のガンセンターで肝臓と胆嚢の手術をするのですが、
「最後に私の治療に出会えた事に感謝をしていると伝えて欲しい」という内容で3ページに
綴られているファックスで、私にはお別れの文にしかみえないのです。

高橋さんにお会いしたのは1ヶ月前、ガンマーカーも体調も末期的なもの
でした。本人も生きる希望も何もない状態でした。
ガンの再発も今回で3回目、先日の食事のセミナーで講師をして頂いた
大塚先生の紹介で、ガンセンターを抜け出して2回だけ治療をしました。
状態は安定し、主治医も驚いていました。

以前からの抗ガン剤を飲む副作用も、手術後の体調の悪さも全て考え、
不安のまっただ中にいるような状態です。
主治医との相談で手術の日程は決まっていましたし、時間的な猶予は
なかったのです。

まだやり残した仕事が私にはあります。

こんな時、何が出来るか考えました。
そこで、前に話した101匹目の猿の力を借りたいのです。
こんな事と気にいらない方は読み飛ばして差し支えありません。

どうか心ある方は、明日離れた所で、明日何処かである1人の女性が
心細く手術室に入る時、手術をしている時、治る事、1人ではない事を
心から思ってあげてくれませんか。
少しだけ思いを貸してください。
あたなにも幸せな気持ちが伝わるはずです。

意図は現実に思いは伝わると心から信じています。

そして、私もこの思いがある事を彼女に手術前に手渡してくれるように
知人に知らせます。

「出来る事を誠意を尽くし精一杯する」どうか助けてください。

こころを込めて
******************************


そして、このメールは、次ぎの日の朝までに2000人以上の人が読む
ことになります。

そして、その力は本当に凄いものでした。
当日、この事を娘さんを通してご本人に伝えると、手術に対しての
不安と恐怖の顔が、いきなり、希望と感謝にみちた笑顔になって、
ハイキングにでもいくように手術室に入っていったそうです。

本人いわく、当日から何か暖かい何かに身体を包まれているように
暖かいというのです。

そして、難しいと思われた手術も成功し、体調もよく予定より2日も早く
退院して、主治医もびっくりしていたそうです。


この話しに科学的な根拠はありません。
でも、沢山の人が信じて力を貸してくれた事に意味があると思うのです。

そして、祈りや思いは凄いなと思いました。
ただ、この現象が言葉としてだけ伝わるのは、少し危険だと思うのです。

それは、以前にミイラ化した人を生き返ると信じ「定説、定説」と
言っていた教祖と同じになっていく危険性かも知れません。


西洋医学的な観点、東洋医学的な観点、また他の価値観で病気をみる
のではなく、“人をみる医療”が、今は求められていると思うのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私たちの仲間の医師はいいます。

「医療者同志,お互いのことをよく知る。
批判しない。
自分のできることとできないことを知り,あくまで患者さんが
治ってくれるよう協力し,できないことはやらず,できる人を紹介する。
患者をお金を持ってくる人とみない。
学ばせてもらう,喜びをあたえあたえれる存在と思う。」

また、ある仲間が掲示してくれた<10のルール>
 1.本当のことを話す
 2.他の人が本当のことを話しているとき、それを認める
 3.愛と尊敬に基づいて行動する
 4.たどりついた道はよりよいものにしてから進む
 5.奇跡が起こると信じる
 6.楽しいと感じることをし、やっていることに喜びを見いだす
 7.あるがままの自分と、自分が何を持っているかに寛大でいる
 8.よき友、良いチームメイトでいる
 9.自分が引き起こした問題を片づけ、教訓を学び、先へ進む
10.ベストゲームをよりよくするアイディアがあったら、分かち合う

世の中には、見えているものより、見えてないものの方が多いのかも
知れませんが、、、
心だ、身体だ、魂だ、前世だ、西洋医学だ、東洋医学だ、
と自分の好きなもの、得意なもの、したいものだけに傾倒する事は
気をつけないと危険だと思うのです。

今回の事を学説的に仮定をするなら、
情報医学的モデルとの位置づけになると思います。
そして、今までの医学モデルは、生物医学的モデルと言えます。

ここに簡単に比較を示します。

< 生物医学的モデル >  < 情報医学的モデル >
  ニュートン物理学    アイシュタインの量子物理学
病理学重視  患者(プロセス)重視
還元的   相互依存性
デカルト的   心、身の認識
臨床家責任   患者責任
生物学的結果  機能的結果
診断を扱うのに機能的  疾患の分類に最適


そして、もう1つ思いたいのは、、、
『○○ちゃん、心臓手術のため渡米。暖かい寄付で命が助かる』
などという記事を時々みかけます。
これは本当に素敵な事で、こちらも暖かい気持ちになります。
ただ、今現在も地球のどこかでは、戦禍で12秒に1人の子供が、
飢餓や適切な医療を受けられずに死んでいるのです。
この事を忘れて、ある1つの物事で満足をしている自分には
なりたくないのです。

どうしても、ここに思いを届けたいのです。

戦争が良いなんて思う人はいないはずなのに
どうして、戦争も病気もなくならないのか?
どうして、みんなの思いが届かないのか?

きっと、そこに人間の奧の奧の潜在意識の生存欲や何かが
存在しているのでしょうね。

美味しいものが食べたい
良い家に住みたい
良い車に乗りたい
将来は大きな土地をカナダに買って住みたい
新しいパソコンやデジカメが欲しい
自分たちの求めているホリスティック医療を広めたい・・・

私も欲だらけです。

遊牧民は、移動しにくくなるので、ものを減らす事ばかりを考えていま
す。
一つの布が洋服・日よけ・鞄・寝具・・・・そこに工夫があります。

また、井戸のそばや水源にはテントは張らないそうです。
水汲みや水の管理は子供の仕事ですから、すぐそばに井戸があれば
水を無駄使いしてしまいます。
小さい時から水の大切さや、物を無駄にしない事を学ぶ為の知恵なので
すね。

みなさんの意見や夢や知恵を教えてくれませんか?
そして、1人が1人が101匹目の猿になりませんか?

感謝を込めて。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これは2003年7月のメルマガです。もう三年にもなるのですね。

手術は成功しましたが、2004年2月14日この女性は亡くなりました。
なくなる30分前に私の声が聞きたいと電話がありましたが
忙しいので、後でかけるとと言う私の最後の言葉・・・哀しかったでしようね。
だから私は言葉を大切に使います。
そして、何時も医療という立場になった瞬間には命がけで誠意をつくします。

この出来事は私に教訓を残してくれました。
10万人みてきちんとした仕事をしたのは何人いたか・・・・

これでも残された人間は生きていかないといけないのですよね。

やっている事と言っている事が同じでなければいけなのです。
自戒をこめて。





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最終更新日  2006年12月10日 15時26分00秒
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もう3年もたったのですね。   gedatusinri さん
>>私の声が聞きたいと電話がありましたが
忙しいので、後でかけるとと言う私の最後の言葉

この文章を未だに覚えています。

あの時何か書きたかったのですが、書けない自分がいました。どういう言葉で書けば良いのか、どんな風に書けば良いのか、色々迷いましたが、結局何も書けない自分がいました。
自分の文章力の無さや表現方法の未熟さを感じ、ますます落ち込ませる結果になるのが怖い私が居ました。

結局逃げてしまった自分に、落ち込んだりもしました。

3年目にここで又書けるということは立ち直られたように感じ、チョット安心もあってこうして書き込む気になりました。

人はいっぺんに全部の事が出来るわけではありません。
物事には何かしらその時の状態の優先順位のようなものがあって、電話を頂いた時優先すべき患者さんとかがいたのではと思います。

結果的に後悔されたかも知れませんが?
その時はその時で一生懸命別のことをされていたのではと思います。

それはそれで仕方の無い事のように思います。
何もかも一度にできるわけではないのですから、
私はそのように思います。

>>これでも残された人間は生きていかないといけないのですよね。
やっている事と言っている事が同じでなければいけなのです。
自戒をこめて。


こんな先生だから皆さんがよってくるのだと思います。
普通の人にはなかなかできない事をやっておられるのですから、自惚れでない自信をもっと持っていただきたいと思っています。

書きながらも真意が通じるのか不安に思いつつ書いています。

今回は書いている自分がいます。(^_^;)

今日の私はチョットおかしいのかもしれません???(笑) (2006年12月11日 18時23分00秒)

Re:もう3年もたったのですね。(12/10)   health and healing さん
gedatusinriさん

いつもありがとうございます。
本当に何度でも何度でも失敗して、壁を上っているような気がしますが、本当にこんな優しい言葉に救われてまた歩けている自分がいます。
心をこめて、感謝をこめて。
(2006年12月11日 19時11分02秒)

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