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2007年01月13日
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テーマ:戦争反対(1187)
カテゴリ:徴兵制

徴兵制の可能性を論ずると、これもまた良く返ってくるのが、

「徴兵制なんてコストがかかり過ぎる」
「若い労働力を根こそぎ持って行かれて、国全体の生産力が落ちる」

という頓珍漢なコメント。

どうもこういう人々は、徴兵制のことを国民皆兵制のことだと思い込んでいる、もしくはわかっていて誤導しようとしているようです。

両者は全く別物なんですけどね。

徴兵制においては、通常は国民に対して徴兵検査(or登録)を義務付けますけど、実際に兵役に就くのはその時の必要数分であるというのが一般的。

アメリカもそうでしたし、戦前の日本だってそうでした。

かつての日本は、徴兵検査を受けた者を甲種合格、乙種合格といったランク分けして、通常は甲種合格の者だけを選抜していたのです。
それも、昭和14年まではその甲種合格の者でさえ抽選によって兵役に就かない者がいたくらいです。

ですから、日中戦争が始まる以前は、実際に徴兵されていた若者は4人に1人程度でしかなかったのです。

出生者数が年間200万人の時代に、男子を2年間兵役に就かせたらそれだけで兵員数は200万人になってしまいますけど、昭和初期の日本軍の兵力は60万人程度でしかなかったのですから、その数字さえ知っていれば徴兵制とは国民皆兵制ではないことなど、簡単にわかりそうなものなんですけどね。

ですから、今後日本が徴兵制を導入せざるを得なくなるとしたら、それはその時点での要員数と志願者数の差を埋めるためのものとして始まるはずであって、コスト増としては徴兵検査とその結果の管理分だけだってことですし、若い労働力を根こそぎ持って行かれるなんて、常識では有り得ない話です。

それにしても、かつての日本でもそんな制度は導入していなかったのに、なんで徴兵制だと全員が兵役に就くかのような思い込みが広まっているのでしょうか?
やはり、一流スポーツ選手や俳優達が兵役に就かざるを得ないことが何かと話題にされる韓国の影響でしょうか?

ネット上で、徴兵制など有り得ないなどと言って改憲論を唱える人々の多くが、韓国、中国への警戒感、嫌悪感を露にしているのは衆目の一致するところだと思うのですが、そういう人が自分の国の歴史よりも韓国に影響されて、徴兵制=国民皆兵制なんて思い込んでいるとしたら、なんとも皮肉かつ滑稽な光景であると言えましょう。

明日は、徴兵制と志願制の兵の質について。









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最終更新日  2007年01月13日 23時32分50秒
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