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テーマ:政治について(19765)
カテゴリ:海外の話
私は、かねてより日本で「親台」らしき態度をとる人々の多くが、単なる「嫌中」であって、その自分の欲求を満たすために台湾を利用していると申しています。 タチが悪いことに、彼らにとって台湾が中国に苦しめられれば苦しめられるほど、正義のヒーローたる自分達の活躍が際立つので、台湾海峡の緊張緩和なんて絶対有ってはならないことなのであり、「親台」の癖に、中国の所為で台湾が困ればそれを喜ぶし、自ら台湾を困らせるような火種を平気でまく人々です。 で、そういうおかしな日本人の一部が、こうやって産経新聞などを舞台に勝手なことを書き散らしているわけですが、 -- 【主張】オバマ政権1年 日米台の連携を強化せよ (略) とりわけオバマ政権が決めたPAC3を含む台湾武器売却計画はブッシュ前政権の政策を継承し、安全保障上も重要な意味を持つ。中国は中・長距離ミサイル開発と海軍力の強化を進め、日本の伊豆諸島やグアム・サイパンなどを結ぶ「第二列島線」への軍事的進出を狙っているとされる。 日本、台湾だけでなく米国の安全にも大きな影響をはらむ中国の意図に対応する上で日米、台湾が連携できればきわめて有益だ。 こうした対中姿勢の変化には、内政面での支持率低下や「弱腰外交」という議会からの批判を回避する狙いもありそうだが、中国への備えの認識を高める意味では評価してよいだろう。 (略) http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100129/plc1001290312003-n1.htm -- きわめて有益なのは、自分たちがハイになるためにってことだけでしょ。 そんなに台湾との連携が大事なら、まず第一にやらなければならないのは台湾を国として承認して、ちゃんとした国同士の約束を結ぶ事でしょうに。 でも、そんなことをして中国を怒らせたくない財界には逆らえないこういう人達は、絶対にそこまでは踏み込もうとしない。 本当に「親台」を標榜するなら、台湾海峡の緊張を緩ませる方向を考え、そしてそれが進めば喜ぶべきでしょう。 でも彼らは、台湾姫が悪役たる中国に苛められるだけ苛められるのを見て楽しんで、最後は日本(といってもアメリカ頼み)が中国を追い払ってヒーローになるというおとぎ話を構築して脳内で遊んでいるだけ。 だから、もし本当に台湾が中国に攻められたとしても、こういう人が押っ取り刀で駆けつけるなんてことは、まず起こり得ないと言ってかまわないでしょうね。だって、それはおとぎ話の世界の出来事なんですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月02日 02時57分57秒
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