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カテゴリ:映画
『おくりびと』
★★★★☆(4.5/5) こいつぁいい映画。 観た方がいいですよ。オススメです。 話としてはうまく進みすぎて、よく出来すぎてて、まあベタなドラマにありうる展開だな~って思うけど、いい映画です。 広末かわいいんだけど、演技がイマイチ。 まあでもおかげで「アホな妻」っぽさが出てたから、あれはあれで監督の狙い通りなのかな~なんて思ったりして。 さて、そろそろ真面目な感想でも。 人はみな、いつかは迎える「死」。 幸い俺は、身内はまだまだ健在だし、自分にとってとても近い存在の人が亡くなってしまった、という経験はない。 だから単純に「死」というものは、悲しいものだ、というイメージを持っていた。 でもこの映画を観ていたとき、多分、そんな単純な感情では表現できないんだろうな、って思った。 もちろん、悲しいことには変わりはないんだと思う。でももっといろんな感情が、自分のことを支配するのだろう。 いや、感情なんて湧いてこないのかもしれない。 俺にはまだ、わからない。 できることなら、経験したくない。 誰だって、そう思う。 でも、それは避けられずにいつか、必ず訪れる。 もし、「死」に自分が直面したとき、自分はどうなってしまうのか。 それをうまく表現できないのと同じように、俺もこの映画を、うまく表現することができない。 ただただ、観てほしいなって思う。 きっと映画の中の人に自分を重ね合わせ、「死」と向き合おうとする自分がいることに気が付くから。 おくりびと、ところどころに笑いもありーの、こうして考えさせられることもありーの、良い映画でした。 でもなんで、この映画が海外で賞もらえたんだろうね。 多分この映画の本当の良さは、日本人にしかわからないと思うから。 映画って本当に、素晴らしいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年10月09日 12時25分23秒
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