テーマ:こんなん知ってた?(300)
カテゴリ:トリビア
紫陽花って鬱陶しい梅雨時に目を楽しませてくれる。 彼は気が滅入りがちなこの季節をかっちりと受け止めて、色彩を放っているように思える。 傘を差して紫陽花の脇を通りたい。 昨日考えたときは紫陽花は断然『男』だと思った。 女性的な花が多い中、イメージとすれば、雨音がザーーーーーっとしか聞こえなく、モノクロームの世界で、そこに藍色を太い筆でポチンポチンと落としたようで、じっとして、でしゃばらずに存在感を持って、モノクロームの世界に馴染んでいるようなイメージ。 でも、今考えてみるとその辛抱強さは女性こそふさわしいという気もする。 さらに、自分のイメージとギャップがあるのが紫陽花の花言葉の「移り気」 「移り気」で花の色を変えているのではなく、主張半分、迎合半分で自分を保っているように思える。
紫陽花の語源について調べてみると意外なことがわかった。 もともと ヤマアジサイは日本の固有種だ。 これが1790年ヨーロッパに渡り、品種改良をされたようだ。 そうそう、語源・・・ アジサイに何か漢名をあてはめる必要に迫られたとき、唐の詩人白楽天の詩の中から日本のアジサイとは全く別植物の「紫陽花」を持ち出してきた。以来、アジサイは「紫陽花」となった。 「紫陽花」は、中国の招賢寺という寺にあった名の知れぬ山樹に咲く花で、色は紫、芳香を放つ仙界の麗花であった、と言われ、日本のアジサイとは何の関係もない。 集真藍(あづさあい〉・「あづ」は集まるの意 ・「さ」は意味のない接頭語 ・「藍」は青の意 アジサイに「紫陽花」を充てた感性が素晴らしい。集真藍もいいけど、あづさぁい もいいけど、やっぱり紫陽花。 こんな紫陽花にはもうひとつの花言葉がある。 「辛抱強い愛情」「元気な女性」
辛抱と元気は隣り合わせなんだね。
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