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んでは、デギュスタ開始です。 ・Vosne Romanee 2013 ドメーヌに隣接する区画 Les Chalandins を含め以下の区画から産されます。 ・La Colombiere ・Les Chalandins ・Le Pre de la Folie ・Champs Goudins ・La Croix Blanche 綺麗なルビー色をしています。口にすると初っ端から美味いです。液体は果実味、旨味で溢れ、酸も美しく、グリップも適度にあって口当たりはとても滑らかです。非常にバランスが良く、ワインとしてもVRとしても既に完成されており、今旅のドメーヌ訪問先で口にした村名赤では最良。クラスの域を軽く超えています。この1杯だけでM・ジブールのVT13は成功していることがわかりました。(注:2015年10月現在、レジョナルと同様で酸が乖離した纏りない状態です。今は開けない方がいいです。) ・Nuits Saint Georges 2013 こちらは珍しい普通のNSG。シェニョやロンドの若木のアッサンブラージュかな、と思っていたら、そうではないようで、Vosne Romanee 1er Cru Chaumes のお隣にある村名区画 Au Bas de Combe から産されるそうです。ドメーヌでこれは試飲できなかったのですが、この日の夜、キュイジーヌでオーダーし、VRとの村名対決の場をもうけました。歴然の差とまではいきませんが、結果は迷わずこのNSGに軍配です。年産300本で仏国内に全てまわるらしく、日本ではインデント等を期待するしかないようです。 ・Nuits Saint Georges 1er Les Chaignots 2013 NSG村北部のVR寄りの傾斜が強い区画。地質は褐色石灰岩で粘土質は殆どないとのことで、口にした液体にはテロワールがきっちりと映し出されており、このクリマの解説なくとも畑の風景が目に浮かびます。香味は硬質なミネラルでまみれており、丸い果実と綺麗な酸を従える、東洋のスパイスこそありませんがNSGよりもVRを彷彿とさせるテクスチャー。これまた現時点で既に美味しく、NSGの1級なのに寝かせる必要性を感じません。酒質は勿論、村名VRを上回ります。 ・Chambolle Musigny 1er Les Feusselottes 2013 Feusselottes は集落真下にある村随一の肥沃な区画とのことです。その言葉を意識して口にすると、確かに肉付よく、厚みもあるのですが、伸びやかな美しい酸の下支え、張り詰める硬質なミネラルによって果実に重さは殆ど感じられず、既にタンニンも緻密で、至って品位の高いシャンボールに仕上がっています。あらためて思いますが、瓶詰め前の現段階でこの美味さ。将来的にどこまで伸びるのか、日本でこれらワインと再会する日が今から非常に楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.11.01 16:48:26
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