戸建住宅だと、地面からウッドデッキの床板まで400~600mm程度あるのが普通かと思います。
マンションだと、30~50mm。
大規模な物件だと、100~150mm程度が多いのですが・・・
施工をしていて、一番気を使うのはどれだかわかるでしょうか?
答えはダントツで、3番目。
20cm以上高さがある時は、レベル合わせは簡単で、3cmしかないところは初めからレベル合わせをすることが不可能。
10cmあると、さすがに下地なりの施工と言うのでは許してもらえず、きちんとレベル合わせをしないといけないのですが・・・
今回の現場は、ビルのベランダで高さが120~140mm程度あります。
2cm幅をもって書いているのは、こういった現場ではこれくらいの不陸は当たり前で、単純に勾配だけでなくて、束の場所ごとに1cmや2cmは違っていることがよくあるのです。
床板は、セランガンバツの30x105。
根太大引きは鋼製で、高さは35mm。
床板+根太+大引きの高さの合計は、100mm。
なので、束は20~40mmの範囲で調整ができるものを用意しておけばOK。
こんなときに役立つのが、マルチポスト。
一番小さなS型が15~20mm。(写真右)
次に小さな0A型が31~40mm。(写真中)
次に小さな1A型が36~50mm。(写真左)
こんな感じで、3種類のものを用意しておいて、現物合わせをして使えるものをピックアップします。
この場所は結構高さがあって、0A型を長めに使うか、1A型を短くして使えばOK。
でも、高さが25mmだとS型だと低すぎて、0A型だと高すぎていずれも使えません。
はてさてうまくいったと思ったのに・・・
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