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カテゴリ:アジのある杉足場板NEWS
「ワイルドな貨物船の極厚板」のご紹介です。
いい商品名が思い浮かばないので、しばしこれでご容赦を(汗) 瀬戸内海のとあるドックで改修中の貨物船、その船底と壁に使ってあった60mmもある重厚な極厚板の中から痛みの激しいもの、反って曲ってしまったのを、新しい板と交換します。意外にも仏壇用材としての用途も産地広島では結構あるらしいです。 荒波で貨物がひっくり返っても、船底や船腹に穴が開かないように極厚の丈夫な板を使います。一方で、鉄と違って素材の柔らかさが緩衝材となって、大事な貨物を守ります。実にタフで頼りになる凄い板なんです。 こちらの素材はアピトンという南洋材で、今では貴重な木材資源でもあります。その丈夫さから、昔からトラックのボディー材や枕木などに多用されてきましたが、ここ10年くらいでそれも見かけなくなりました。 何年もの長きに渡って使われ、泥と埃と油にまみれています。 これを高圧洗浄で洗って、乾燥させたのがこちら。これでも相当にきれいになりました。このグレードで販売となります。 参考までに表面を手動でサンディングして、手で触ってもトゲやササクレが刺さらないように仕上げてみました。こうやって仕上げていくと、製材時の帯鋸の刃跡がくっきり浮き出てきます。 更に少し色を入れて、仕上げにカラーワックス(BRIWAX)を塗ってみました。 「どうだい? なかなかワイルドだろぅ? 店のバーカウンターやテーブルにどうだぃ?」って感じですかね(笑) 一方、こちらは米松。アピトン程ではないけど、日本の杉と比べると一段と重くなります。それだけ強度が強く丈夫な木材ということです。 アピトンは四季のない熱帯雨林で育った木材ですので年輪がありませんが、米松は大柄な木目が特徴的です。粘り強く強度があることから、一般に梁桁などに多用されてきました。 この写真は、高圧洗浄後のもので、販売用のグレードです。 アピトン同様に板の状態を手で確認しながら強弱をつけて、サンディングで仕上げてみました。使い慣れた杉と違って硬く粘りがある材料なので、ちょっと勝手が違って手こずりました。 ポイントにオフホワイトをあしらい、更にカラーワックスで仕上げてみました。何もしない方がよかったかな? カラーステイン+ウレタンの重ね塗りでカチカチに固めてしまうのもありですね。まぁ、仕上げは好みなので素材の良さを生かしながら、いろいろ楽しんでいただけたらと思います。 只今、WOODPRO Shop & Cafeにてモニター販売しております。初ものということもあり、当面は広島のWOODPRO Shop限定品となりますので、興味のある方はショップスタッフまでお問い合わせください。 (樹種) (サイズ) (価格) 米松 2000×285~295×60mm お問い合わせください アピトン 2000×285~295×55mm お問い合わせください 上記商品または同等品は、広島のWOODPRO Shop & Cafe 2階のDIY素材コーナーに展示してあります。 (お願い)この材料を目当てにご来店いただく場合は、事前に「WOODPRO杉足場板専門店」までお問い合わせください。(TEL:0829-74-3716) ショップへ置いてあるのは現物見本ですが、個々の板のバラつきも大きい素材となりますので、用途や必要数量、納期などを伺って、ご提案させていただきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.13 01:20:18
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