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蕎麦アレルギーの木まぐれ日記

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2016.07.26
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我が社の設立は昭和62年(1987年)7月27日、先代の親父が自己資本で設立した合板足場板の販売及びリースを生業とする会社でした。くしくもその日は、我が家の長女の誕生日、本当に偶然ですがおかげでダブル記念日となり、さすがに忘れてはいけない大事な日になりました(笑)

始まりは合板の足場板でしたが、時代の変化と共に地元市場から合板が淘汰され、それに合わせてメインの取扱い商材も杉へと変わっていきました。そして親父の時代のメインは杉足場板のリース、木口を濃紺に染めた杉足場板は我が社の家紋のようなものです。橋梁や高速道路などの大きな工事現場でも一目でウチの足場板と分かるように鮮やかな濃紺に染め上げたそうです。

足場板リース新品.jpg
懐かしい画像です。耐久性の高い油性塗料を刷毛でべたべたと手作業で塗っていたのを思い出します。今この倉庫は倉庫から工場に用途変更し、デッキやフェンスを作っています。

「住建リース」という看板を掲げ、杉足場板のリース業を根本とし、それをベースに販売、そして再利用事業へと拡げていった訳ですが、おかげさまでこの杉足場板が我が社のかけがいのない財産となり今日があります。本当にありがたいことです。

この29年で会社も大きく変化しましたが、杉足場板があって今日がある。そんな思いをスタッフとも共有したく、またWOODPROの足場板いいね!って言っていただけるお客様に感謝の思いを込めまして、この度オリジナルの「ミニミニ木っ端」を作りました。昨年の10/8の木の日にオープンしたWOODPRO BASEのスタッフが接客の合間を利用して根気よく手作りしてくれたものです。

s-IMG_0638.jpg
工場の木っ端置場で撮影、ちなみにこの背景の木っ端はリユースは叶いませんが、とある製紙工場に持ち込まれ粉砕されてまた紙としてリサイクルされます。

s-IMG_0637.jpg

「ミニミニ木っ端に寄せて」

足場板とは、建設現場で作業する際に作業員さんたちが乗って歩く板のこと。
現在ではもっぱらアルミやスチールなどの金属のものが主流ですが、現場の工法により、今も木製の足場板が使われています。
人命を預かる板なので、強度に不安を覚えたら現役引退となりますが、木材としてはまだまだ使えるもの。WOODPROでははじめは表面の傷んだところを削ってプランターとして、そしてその後は、傷やペンキの跡、サビ跡のついた、使い古されたその味わいを活かして、内装用の素材として、また家具として、販売するようになりました。
1枚1枚、ていねいに洗ったり、釘を抜いたり、手間暇かけて再び素材に命を吹き込み、無駄なく最後まで使い切る、それが今日のWOODPROのものづくりの礎なのです。

また、割れを防ぐため、木口には波釘と呼ばれる金物が入っていて、リユースの際には波釘のついたこの部分は切り落としてしまいます。この切り落とした部分が木っ端(こっぱ)です。通常廃棄してしまう木っ端ですが、鉢を置く台にしたり、メッセージボードにしたり、結構使いようによっては楽しめます。
WOODPRO Shop&Cafe 1階のショップとカフェの入口には木っ端をモザイク状に並べた壁があり、お店のシンボルのひとつとなっています。
ひとつ50円で販売している木っ端はWOODPRO Shop&Cafe 開店以来、人気商品のひとつですが、売上金は東日本大震災の復興のために全額寄付させていただいています。

通常、足場板はその持ち主の会社ごとに独自の色がつけられ、たくさんの会社の足場板が混在する現場でもひと目で持ち主がわかるようになっています。今回ノベルティとして作ったミニミニ木っ端は、本物の足場板の端材を使用し、実際にWOODPROが建設現場に貸し出している足場板のオリジナルカラーの濃紺色が木口に塗られていて、よりリアルな仕上がりとなっています。

ミニミニ木っ端をお傍においていただいて、私たちのものづくりへの想いを感じていただければこんなうれしいことはありません。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。





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Last updated  2016.07.26 10:58:02
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